ヴァニャ・ドルクシッチの獲得に向けた電撃的な割り込みとラ・リーガ優先の決断

🇸🇮 エスパニョールが、新シーズンの公式開幕を数日後に控える中、26歳のスロベニア代表ディフェンダー、ヴァニャ・ドルクシッチの獲得に向けて電撃的に交渉に割り込み、一気に優位に立ちました。

ドルクシッチは、所属先のゼニト・サンクトペテルブルクとギリシャのPAOKサロニカとの間で、1年間の期限付き移籍(買い取りオプション付き)の条件で完全に合意に達していました。選手自身も経済条件を承諾し、サロニカ行きの航空券の手配まで完了しており、移籍手続きは最終的なサインのみを残す極めて秒読みの段階にありました。

しかし、ギリシャへ出発する直前の最終局面において、エスパニョールが急遽獲得レースに参入。代理人からエスパニョールの関心を伝えられたドルクシッチは、即座にPAOK側に対し『私の最優先事項はラ・リーガでプレーすることだ』と伝え、ギリシャ移籍のプロセスをストップさせました。

エスパニョールのマノロ・ゴンサレス監督とスポーツディレクターのモンチ氏は、今週中に最優先で補強すべきポジションとしてセンターバックを挙げており、モンチ氏は『チームの戦力をさらに強化するためには、まだあと2人から3人の新しいピースが欠けている』と語っていました。ドルクシッチ自身がバルセロナでのプレーを強く熱望していることから、今後数時間以内に正式な契約合意に至ることが期待されています。一方、獲得を目前で阻まれたPAOK側は、すでにドルクシッチの獲得交渉を完全に断念し、守備陣補強のための代替選手の探索へと舵を切っています。(via SPORT)

新シーズン開幕戦レバンテ戦の予想布陣とチームが抱える負傷者リスト

⚽ エスパニョールは、8月16日(日)の19:00に本拠地RCDEスタジアムでレバンテUDを迎え、新シーズンのLALIGA EA Sports第1節に臨みます。昨シーズンはプロジェクトが崩壊寸前にまで追い込まれたマノロ・ゴンサレス監督にとって、新シーズンの船出をサポーターの前で力強く飾ることは、プロジェクトの強固な基盤を築くために極めて重要です。

新加入選手を多く迎えたエスパニョールは、プレシーズンを経て「4-2-3-1」のフォーメーションを軸に開幕戦を戦うことが予想されています。

ゴールキーパーには、新たな守護神として加入したマルコ・ドミトロヴィッチの先発が確実視されています。

ディフェンスラインでは、右サイドバックにオマル・エル・ヒラリ、センターバックの1枠にはレアンドロ・カブレラが固定。もう1枚のセンターバックについては、セルタから新たに加入したばかりのウナイ・ヌニェスか、クレメンス・リーデルのどちらを起用するか、指揮官の中で判断が分かれています。左サイドバックにおいても、カンテラ出身のイノホと新戦力のキリンドシー・ハルトマンが激しいスタメン争いを繰り広げています。

中盤の底のダブルボランチは、ウルコ・ゴンサレスとエドゥ・エスポジトのコンビがチームの舵取りを担います。

2列目のトップ下には、昨シーズンにカステリョンで圧倒的な輝きを放ち、今夏注目の補強となったアレックス・カラトラバが君臨します。

攻撃の両翼は、右サイドがドランまたはジョフレ、左サイドがハビエル・エルナンデスまたはペレ・ミジャが先発を争う熾烈な状況です。

最前線の1トップにはロベルト・フェルナンデスが起用される予定です。

チームは前線の構成に大きな課題を抱えており、攻撃の核であるハビ・プアドが膝の怪我からの回復途上にあり欠場。さらにキケ・ガルシアも深刻な負傷によって12月までの長期離脱を余儀なくされています。

対戦相手であるレバンテは、ルイス・カストロ監督のもとで「4-3-3」のフォーメーションをベースに戦う見込みです。GKはライアン、守備陣には新加入のアイサ・マンディとデ・ラ・フエンテ、左にマヌ・サンチェス、右はナチョ・ペレスかジェレミー・トリャンが競合。中盤はウーゴ・ソテロやケルヴィン・アリアガ、オリオル・レイがアンカーを争い、インサイドハーフにはオラサガスティと、エンゾ・バルデリまたはカルロス・アルバレスが並びます。前線は、イバン・ロメロがエッタ・エヨンを抑えて1トップに入り、右にビクトル・ガルシア、左はパコ・コルテスかチアゴ・フェルナンデスが起用される見込みです。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

エスパニョールは、開幕戦を目前にして移籍市場の最終盤における劇的な動きと、新シーズンへの期待が入り混じるエキサイティングな1日を迎えました。

ピッチ外では、ギリシャ行きがほぼ確定していたスロベニア代表DFヴァニャ・ドルクシッチの獲得レースに電撃参入し、選手本人のラ・リーガ優先の強い熱意をポストに、獲得に向けた主導権を握ることに成功。

ピッチ内では、負傷者を抱えながらも新守護神ドミトロヴィッチや新星カラトラバを擁する「4-2-3-1」の戦術を研ぎ澄まし、昨季の苦難を完全に払拭してサポーターの前で最高の船出を飾るための準備が整えられています。