ベティス下部組織 U-16W杯代表に東西名門と並ぶ最多タイ3名が選出
レアル・ベティス育成所属のダネル・カストロ、ブルーノ・フェルナンデス、ティアゴ・ポロの3名が、第1回16歳以下ワールドカップのスペイン代表に選出された。選抜枠はわずか14名と狭いものの、レアル・マドリードやFCバルセロナと並ぶ最多タイの代表者を送り出した。これにより、ヘリオポリスで進む育成組織の質の高さが立証された形だ。
アゼルバイジャンのバクーで10月24日から30日にかけて開催される今大会は、国際サッカー連盟が主催し、190の国と地域から約3,000名の選手が参加して総計950試合が行われる広大なスケールを誇る。スペイン代表を率いるのはダビド・ゴルド監督で、2011年生まれの世代で初代世界王者の座を目指す。大会では従来の11人制と大きく異なる独自のフォーマットが導入され、68メートル×47メートルのピッチにおいて8対8形式で競われ、試合時間は前後半各20分で構成される。さらにスローインを足で実行し、オフサイド判定もゴールラインから14メートル離れた専用エリアでのみ適用されるなど、若い世代の判断力と技術向上を促す工夫が凝らされている。
試合はホブサン・スポーツ・コンプレックスとバクー・クリスタル・ホールの2会場で行われ、スペイン代表はグループEでチリ、コンゴ民主共和国、タジキスタン、バルバドス、クウェートと対戦する。10月24日のチリ戦を皮切りに連日試合が組まれ、トーナメントを含めると勝ち進めば最大11試合、敗退した場合でも最低9試合の真剣勝負が保障されている。この極めて貴重な遠征に選ばれた14名のうち、ベティスからはゴールキーパーのダネル・カストロ、ミッドフィルダーのブルーノ・フェルナンデス、ティアゴ・ポロの3名が選出された。これはレアル・マドリードからディフェンダーのアドリアン・ビエルサ、ミッドフィルダーのアルベルト・ルイス、フォワードのミケル・ロペスの3名、FCバルセロナからディフェンダーのルーカス・ベルナル、ミッドフィルダーのビクトル・バルバニー、フォワードのディバイン・イケナの3名が並ぶ数字だ。バレンシアから2名、アトレティコ・マドリード、ビジャレアル、エスパニョールからは各1名にとどまっており、ベティス下部組織の存在感が強く際立っている。
Estadio Deportivo紙は、この目覚ましい選出背景にあるクラブ全体の勢いを「モランテ効果」と称して報じた。今夏に19歳以下欧州選手権で得点王に輝いたホセ・アントニオ・モランテが20歳以下代表で初ゴールを記録し、ヘスス・ロドリゲスとパブロ・ガルシアが21歳以下代表で躍動、さらにフラン・ガルシアがルイス・デ・ラ・フエンテ監督率いるA代表へ復帰している。10月20日にラス・ロサスのフットボール・シティへ集合し、22日にバクーの選手村へ旅立つ若き3選手は、クラブの勢いを背景に世界大会のピッチへ立つ。
この動きが示すのは、レアル・ベティスのアカデミーが二大名門クラブに勝るとも劣らない育成能力を確立したという事実だ。変則的なルールと過酷な日程の中で得られる国際経験は、彼らが将来トップチームや世代別代表の中心へと成長するための大きな糧となる。(via Estadio Deportivo)