政治とW杯:ネタニヤフ首相のアルゼンチン支持とパレスチナのスペイン応援

W杯決勝を巡って、政治的な思惑が絡む異例の応援合戦が起きている。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、エルサレムの執務室でアルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領と電話会談を行い、『ハビエル、あなたは良き友人だ。我々は明日の決勝も含め、多くの形であなたとアルゼンチンを支持する。グッドラック!』とエールを送った。ネタニヤフ首相はアルゼンチン代表のユニフォームを手にし、大使とヘディングパスをする動画まで公開した。イスラエルには10万人以上のアルゼンチン系移民がおり、アルゼンチンはラテンアメリカ最大のユダヤ人コミュニティを抱えている背景がある。一方で、パレスチナの人々や支援者は、大会を通じてスペイン代表を熱烈に支持している。スペインの試合のスタンドでは中東の国旗が頻繁に振られており、これはスペイン政府がEU内でパレスチナの正式な国家承認を主導したことや、ラミン・ヤマルが過去のパレードでパレスチナ国旗を掲げたことへの感謝の表れだとされている。(via ElDesmarque)

W杯閉会式でのスーパーボウル形式ハーフタイムショーの導入

FIFAは、アメリカ開催のW杯にふさわしい、これまでにない規模の閉会式とハーフタイムショーを用意している。キックオフの1時間半前に行われる閉会式では、ポスト・マローン、ロビー・ウィリアムズ、ラウラ・パウジーニ、ニコール・シャージンガーらがFIFAの公式アンセムを披露し、ジェニファー・ハドソンがアメリカ国歌を独唱する。さらに歴史上初めて、W杯の決勝でアメリカのスーパーボウルを模した大規模なハーフタイムショーが実施される。コールドプレイのクリス・マーティンが芸術監督を務め、シャキーラ、ジャスティン・ビーバー、BTS、バーナ・ボーイ、そして世界的指揮者グスターボ・ドゥダメルらがパフォーマンスを行う。ステージの設営と撤収作業が必要となるため、ハーフタイムの休憩時間は通常の15分を超える長さになる予定だ。このショーは、世界中の子どもたちの教育とスポーツへのアクセスを支援するための1億ドルの資金を集めるチャリティ目的も兼ねている。(via MARCA)

W杯の優勝賞金とFIFAからバルサへの負傷補償金

W杯の優勝チームには、大会史上最高額となる5000万ドル(約4371万ユーロ)の賞金が支払われることが決まっている。準優勝チームには3300万ドル、3位には2900万ドル、4位には2700万ドルが授与される。前回カタール大会の優勝賞金から約800万ドル増額されており、インフレの影響が反映されている。また、各クラブには選手を代表に派遣したことによる補償金が支払われ、1日あたり1万1000ユーロが支給される。アトレティコ・マドリード(9名)やFCバルセロナ(8名)は、この制度によって多額の収入を得ることになる。さらにバルセロナは、オランダ代表として出場したフレンキー・デ・ヨングが負傷したことにより、FIFAの「クラブ保護プログラム」から補償金を受け取る権利を得た。このプログラムでは、代表戦での負傷で28日以上連続で離脱した場合、日額2万548ユーロ(1選手あたり最大750万ユーロ)が支払われる。デ・ヨングの離脱期間が4ヶ月から半年になると見込まれており、手術が必要な場合には、バルサは最低でも約200万ユーロの補償金を受け取ることになる。(via ElDesmarque)