ニコ・ウィリアムズの負傷と指揮官によるメンタルケア
アメリカ、メキシコ、カナダで共同開催されているワールドカップのグループステージ最終節ウルグアイ戦において、スペイン代表として出場していたニコ・ウィリアムズが相手選手からの激しいタックルを受け、負傷するアクシデントが発生しました。
メディカルレポートの結果、右内転筋の中程度の筋肉損傷と診断されています。骨折などの最悪の事態は免れたものの、回復の経過次第で今後の出場可否が決まる状態であり、ラウンド32のオーストリア戦、さらにはその後の試合の欠場も濃厚となっています。なお、大会規定により、初戦開始の24時間前を過ぎているため、負傷による代替選手の招集は認められていません。
大会絶望の恐怖に直面したニコ・ウィリアムズは、自身のSNSで『自分の人生で最悪の日の一つ』と感情的なメッセージを投稿し、深い悲しみを露わにしました。
この投稿を見たスペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、すぐさま彼の元へ向かい、直接プライベートな対話の場を持ちました。デ・ラ・フエンテ監督はその時の状況について、次のように明かしています。
『今彼と話せば、誰もが経験しうるあの落ち込んだ瞬間の言葉とは全く違うことを言うはずだ。それは人間として当然のことだ。私はSNSをやっていないので他の人にその投稿を見せてもらい、すぐに動いた。私たちが愛し、助けなければならない一人の人間の振る舞いや機能に影響を与えかねない状況だったからだ』
『私はすぐに彼と話し、この状況に対する私の考えを伝えた。サッカー選手が弱気になった時、時にはこうした事態にも立ち向かう準備ができているのだと思い出させる必要がある。その結果、彼の態度は完全に前向きに変わった』
監督の迅速なメンタルケアにより、ニコ・ウィリアムズはショックから立ち直り、現在はピッチへの復帰を目標に前を向いています。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)