練習場でゴラッソ叩き込むルベン・バルガスが直面する定位置喪失の厳しい現実

開幕節以降、度重なる負傷により離脱が続いていたスイス代表FWルベン・バルガスがグループ練習に完全復帰し、金曜日のトレーニングで圧巻のゴールを決めました。

クラブが公式Instagramのストーリーズで公開した練習動画では、左サイドからペナルティエリア内に侵入したバルガスが、反対サイドからのクロスボールを胸で滑らかにコントロールし、落ち際を右足ハーフボレーで鮮やかに捉えてGKオディッセアス・ブラホディモスのネットを揺らす「ゴラッソ」を披露しました。

しかし、どれほど素晴らしい技を見せても、現在のチームで彼がスタメンの座を取り戻すのは極めて困難な情勢となっています。セビージャでの1年半で240日・通算28試合を負傷で欠場し、出場は37試合にとどまっています。今夏の移籍市場では本人も移籍を模索し、クラブも資金調達を望んでいましたが残留となりました。現在の市場価値は1500万ユーロと、チーム内でもルシアン・アグメ(1800万ユーロ)に次ぐ高い評価を維持しています。

しかし、長期間の空白の間にチームの競争環境は劇的に変化しました。ポジションを争うウイング陣では、彗星のごとく現れた若手ミゲル・シエラが圧巻のパフォーマンスを続けており、逆サイドではフェリックス・コレイアが左SBガブリエル・スアソの守備サポートも含めて不可欠な存在となっています。さらにルイス・ガルシア・プラサ監督は『走らない選手は使わない』という強いメッセージを発しており、運動量や強度面でアピールできなければ出場機会は与えられない方針です。中盤やトップ下の層も厚く、バルガスにとっては定位置がないという厳しい現実が突きつけられています。(via Estadio Deportivo)