ハイメ・トバハス 土壇場の逆転劇でトップチーム定着を掴み取った20歳未満の生え抜きアタッカー

レアル・サラゴサの下部組織出身で20歳未満のスペイン人FWハイメ・トバハスが、ビジャレアルB戦での活躍を受けてトップチームへの完全定着を果たした。セカンドチームであるデポルティーボ・アラゴンへの後退なしで今季終了まで1軍でプレーすることが確定した。ホームのイベルカハ・エスタディオで行われた試合において、終了直前の85分まで0-2と敗色濃厚だった展開を覆す逆転劇の救世主として躍動する。この活躍を受け、クラブ幹部と指揮官は彼の昇格プロセスを大幅に加速させる決断を下している。

ブライアン・サラゴサのラス・フエンテス地区で育ったトバハスは、今季セカンドチームで圧倒的な違いを作り出し、セグンダRFEF復帰を目指すチームの核として期待されていたアタッカーだ。トップチームを指揮するイバイ・ゴメス監督は以前から彼を1軍に留める構想を抱いていた。これまでの出場機会はリーグ戦2試合で30分余り、コパ・デル・レイのトゥデラーノ戦での途中出場にとどまっていたものの、土壇場でバディージョとともに連敗の危機を救ったことで、指揮官の構想は決定的となる。

試合後、イバイ・ゴメス監督は記者会見で『彼はずっと扉を叩き続けてきた。今日の試合を見ればアラゴンに戻ることは難しい』と語り、彼のアグレッシブなプレーぶりを『厚かましい奴』と親しみを込めて絶賛した。スポーツダイレクターのラロ率いるフロント陣も対応し、トバハスとの契約を2030年まで延長している。この契約はセカンドチームでの2年間に加え、2028年からのトップチーム昇格分としてさらに2年分が組み込まれた長期プランに基づくものだ。

報道によれば、トバハスの現在の年俸は約25,000ユーロという育成選手ならではの水準に留まっている。しかし契約内には、トップチームで先発出場するか45分以上プレーした試合が15試合に達した場合、自動的に正式な1軍選手登録へ移行する条件が設定された。今夏の時点ではバディージョやモンソンとともにセカンドチームの柱と目されていたが、本人の目覚ましい活躍によってそのプロセスは一気に短縮される格好だ。

ブライアン・サラゴサでは今季、生え抜き組の台頭が著しい。開幕前に1軍契約を結んだバディージョや2029年まで延長したモンソンに続き、若手が相次いで結果を残している。ヒューゴ・ピニージャやルカス・テレール、ヒューゴ・バラチーナ、ディエゴ・モンソン、守護神マルコス・マノラチェらの躍進も目立つ。トバハスもまたその育成の成功例としてトップチームの主軸へ名乗りを上げた。

この決定が示すのは、トバハスが一時的な存在ではなく、ブライアン・サラゴサの未来を背負う主軸として認められたということだ。2030年までの長期契約と1軍昇格条件という明確なロードマップが存在する中で、今回の活躍によりセカンドチーム復帰の選択肢は消滅した。彼は名実ともにイバイ・ゴメス体制における攻撃の重要パーツとして勝負のシーズンを戦っていく。

(via SPORT)