トップチームの移籍市場: アコル・アダムスらの放出とブライアン・サラゴサ獲得への動き
セビージャFCは来季のチーム編成を進めるにあたり、まず選手を売却して資金を得ることに完全に集中している。最大の資金源として期待されているのがナイジェリア人FWのアコル・アダムスだ。ヴェネツィアのフィリッポ・アントネッリSDが交渉のためにセビージャ入りし、クラブの代表者と会談を行って正式なオファーを提示する予定となっている。ヴェネツィアは以前に約1000万ユーロのオファーを出したもののセビージャに拒否されており、今回のセビージャ訪問でオファーを引き上げ、合意を取り付ける構えだ。セビージャは1年余り前に550万ユーロで獲得した同選手に対し、売却益を最大化するために1500万ユーロ近い金額を要求している。選手本人は数週間前に退団の意思がないことを明かしていたが、現在はイタリアのクラブと口頭で合意に達した模様だ。
これに加えて、ワールドカップで市場価値を高めたルベン・バルガスの売却にも大きな期待が寄せられている。また、チデラ・エジュケの放出も有力な選択肢として検討されており、アルフォン・ゴンサレスについては古巣セルタ・デ・ビーゴへの復帰の可能性が浮上している。
一方の獲得市場では、アラベスと競合しながらバイエルン・ミュンヘンに所属する左ウイング、ブライアン・サラゴサの獲得を目指している。3度のスペインA代表歴を持つ24歳の彼は、昨季グラナダでの活躍が認められて冬にバイエルンへ約1300万ユーロで移籍した。しかしドイツでは出場機会に恵まれず、オサスナへのレンタル(28試合1ゴール6アシスト)やセルタへのレンタルを経て、今年1月からはローマへ貸し出されたものの、ローマでも後半戦に戦力外となり買い取りは見送られた。2029年まで契約を残すバイエルンでも完全に構想外となっており、現在の市場価値は800万ユーロまで低下している。エスパニョールのモンチSDも一時関心を示していたが、現在は手を引いている。彼の高額な年俸がネックとなり、セビージャの現在の財政状況では完全に買い取ることは困難であるため、新たなレンタル移籍が最も現実的な選択肢となる。バイエルン側はできるだけ経済的に有利な条件での放出を狙っており、解決にはまだ時間がかかると予想されるが、ホセ・イグナシオ・ナバーロSDは状況を注視している。並行して、レアル・サラゴサのアドリアン・リソの獲得にも数週間前から動いており、サラゴサ側が要求を満たす完全移籍のオファーがないことから、レンタルでの放出に前向きな姿勢を見せ始めている。 (via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)