放出候補マルカンにおける特異な状況とクラブの事情

戦力外として全体練習から外された選手たちがいる一方で、同じく構想外でありながら日々のグループ練習への参加が認められているのがブラジル人CBのマルカンだ。ルイス・ガルシア・プラサ監督の来季の構想に入っていないという方針は変わっていないが、彼は除外組には含まれていない。

ガラタサライから1300万ユーロで加入して以来、彼は度重なる怪我と退場処分に悩まされ、4年間で出場したのはわずか49試合(昨季は13試合)という寂しい数字に終わっている。今年1月には左足の舟状骨を骨折し、モペイを選手登録するために自身の登録枠をクラブに譲るという事態にもなった。現在は怪我から回復し、本人は今でも状況を覆せると信じて疑わず、冬の移籍市場でオファーがあったグレミオへのレンタル移籍も拒否した。

現在30歳となり、Transfermarktの市場価値が250万ユーロにまで下落した彼を獲得しようとするクラブを見つけるのは、ホセ・イグナシオ・ナバーロSDにとっても至難の業となっている。さらに彼の放出を難しくしているのが、昨夏にクラブの補強選手の登録を助けるため、自身の高額な給与の支払いを先延ばしにし、契約を1年延長して2028年までとしたことだ。このクラブへの「貸し」が、皮肉にも今となっては放出の大きな障壁という両刃の剣になっている。それでも、セビージャが彼に恩義を感じていることだけは間違いなく、結果として彼は現在の大規模なチーム粛清から免れる形となっている。 (via Estadio Deportivo)