来季への動き
エルネスト・バルベルデの後任としてアスレティックの指揮を執るエディン・テルジッチ新監督は、来季に向けた夏のプレシーズン計画を急ピッチで進めている。ジョン・ウリアルテ会長やミケル・ゴンサレスSDの大きな期待を背負うドイツ人指揮官は、就任最初の夏において「適応」と「市場(人員整理)」の2点に絶対的な重点を置いている。
テルジッチ新監督の要望により、今夏は海外でのトレーニングキャンプを控え、ビルバオのレサマを拠点とした多数のテストマッチが組まれる予定だ。これは新監督自身がクラブの誇るハイレベルな施設やスタッフにいち早く適応するためであり、同時に大所帯となっている現在のスカッドを身近な環境でふるいにかけ、大幅な人員整理を進めるためでもある。海外遠征を行えば、多数の選手を抱える現状では監督の視界が制限されてしまうという判断だ。
今季のアスレティックは、ニコ・ウィリアムズの契約延長に加え、アイメリク・ラポルテ、ヘスス・アレソ、ロベルト・ナバロの獲得という大型補強を敢行し、チャンピオンズリーグ参戦という大きな期待を背負って開幕を迎えた。しかし結果は惨憺たるもので、4つのコンペティションを並行して戦うことによる疲労、主力の相次ぐ負傷、イェライのUEFA出場停止処分などピッチ外の問題が重なり、クラブ史上最多の敗戦数を記録。降格圏とわずか3ポイント差という歴史的な大不振に陥った。
数ヶ月前、バルベルデ前監督や一部の選手が『まずは残留ラインの42ポイントを達成しよう』と発言して批判を浴びたが、結果的に今季はその数字でも残留は危ういほど過酷なシーズンだった。メンディソローサでの勝利で残留を確定させた際、選手たちが爆発的な喜びを見せたのは、彼らがそれほどまでに極限状態に追い詰められていた証拠である。テルジッチ新監督とフロントは、LALIGAでもトップクラスの高給を誇るこのスカッドが崩壊した原因を徹底的に分析し、再びファンに夢を与えるチームへと立て直す重大な使命を担っている。
(via ElDesmarque)