数字で見る今季の深刻度

ビジャレアルが現在直面している危機は、PSG戦の一敗だけに留まるものではありません。今シーズンここまでのスタッツを紐解くと、チームが陥っている不振の深刻さがくっきりと浮かび上がります。

今季消化した公式戦全16試合の中で、ビジャレアルが挙げた勝利はわずかに「5勝」にとどまっています。さらにその5勝の内訳を精査すると、1勝は格下マナコルを破ったコパ・デル・レイ(国王杯)での勝利であり、ラ・リーガでの勝利は3勝のみ、UEFAチャンピオンズリーグでの勝利もわずか1勝という厳しい現実に直面しています。

チャンピオンズリーグでは対戦相手のレベルが極めて高かったという背景はあるものの、前節エスパニョールにホームで0-1で敗れたことや、PSG戦で開始わずか17分間に4失点を喫して崩壊した内容は、数週間前に見えた復調の兆しを完全に吹き飛ばしてしまいました。

首脳陣が焦りを募らせる根底には、今夏の監督人事における経緯も深く関係しています。長年チームを支えたマルセリーノ前監督との契約更新を見送り、ラヨで実績を上げたイニゴ・ペレス監督に3年契約という破格の投資を行ったからこそ、この低迷はフロントの責任問題にも直結しています。

運命のヘタフェ戦は、この数字の泥沼から抜け出し、3年契約プロジェクトの正当性を証明するための最後のチャンスとなります。

(via ElDesmarque)

【本日の総括】

PSG戦の0-6惨敗を受け、ビジャレアルは危機的状況に陥っています。イニゴ・ペレス監督には次節ヘタフェ戦での勝利が絶対条件として突きつけられており、敗戦の場合は代表中断期間中の解任が現実味を帯びています。後任候補にはフリーのホセ・ルイス・メンディリバルやロベルト・マルティネスの名前が挙がる一方、ヘタフェ戦に勝利できれば続投確定と1月の補強でバックアップする道も残されています。全責任を背負う指揮官がこの背水の陣でチームを立て直せるか、運命の一戦に注目が集まります。