『我がファンは政治化されていない』サンチェス首相への侮辱チャント疑惑にラシンが真っ向反論!敵軍サポーターの仕業と主張

ピッチ外においては、ラシン・サンタンデールを巻き込んだ政治的騒動とそれに対するクラブ側の反論が大きな話題となっています。11月29日に予定されているスペイン総選挙まで1ヶ月を切る中、スペイン国内のサッカースタジアムでは政治的メッセージや現政権への批判が紛れ込む事例が相次いでいます。

そうした中、ラ・リーガが各スタジアムでの不適切行為をまとめた告発文書をスペインサッカー連盟(RFEF)の競技規律委員会および反暴力委員会へ提出し、エル・サルディネロで行われたラシン・サンタンデール対レアル・マドリードの試合もその対象に含まれました。ラ・リーガの報告書によると、試合開始1分前にホーム側サポーター席からペドロ・サンチェス首相を標的とした侮辱的なチャントが唱えられたと記録されています。

この事態に対し、ラシン・サンタンデール側は黙っていませんでした。クラブ関係者は通信社EFEを通じて公式声明を出し、ラ・リーガの指摘に対して真っ向から反論を展開しました。クラブは『私たちはスタジアム内におけるいかなる種類の暴力行為や侮辱的言動も一切容認せず、断固として非難する』と表明した上で、問題となった『ペドロ・サンチェス、クソ野郎』という約10秒間の侮辱チャントについて、『あの言葉を叫んでいたのはラシンのサポーターではなく、アウェイのレアル・マドリードサポーターが陣取っていた観客エリアから聞こえてきたものだ』と主張しました。

さらにラシン側は、当時スタジアムにいたラシンのファンの一部が、侮辱的な叫び声を上げていた者たちに対して『いい加減に黙れ』と即座に静止させていた事実を指摘。『我がクラブのサポーター層は決して政治化されておらず、そのような政治的運動とは一切無関係だ』と強く主張し、クラブファンの名誉を守る姿勢を明確にしました。

なお、ラ・リーガが提出した報告書には、他球場での出来事も記載されています。ヘタフェのコリセウムやエルチェのスタジアムでは、トランスポルト前大臣のオスカル・プエンテ氏に対し、トレド県で発生した69名が死亡した列車事故に絡めて『オスカル・プエンテ、殺人鬼』と叫ぶ過激なチャントが記録されました。またラヨ・バジェカーノ対セルタ戦ではダイナマイト爆薬「Goma-2」の名を出した過激チャントや、ヘタフェファンによるセビージャやレガネスへの暴言、アルバセテファンからサバデルへの侮辱行為なども告発対象となっています。ラ・リーガはファン参加型プラットフォーム「LALIGAVS」等を通じて通報を受け付け、不適切な言動の検知と予防に努めています。 (via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

最下位マラガとのアウェイ決戦を前に、ホセ・アルベルト監督の5年越しのリベンジと負傷離脱に伴うスタメン再編が大きな注目を集めています。ピッチ外では政治的チャント疑惑をクラブが毅然と否定する中、チームが一丸となってアウェイ初勝利を掴み取れるかが試されます。