2年前の雪辱とW杯650分無失点記録!ライバル比較と『クラブへの忠誠心』

ウナイ・シモンが今回のヤシン・トロフィー授賞式で大本命と目される背景には、強烈な実績と2年前のリベンジへの思いがあります。2024年の同賞では、コパ・デル・レイ優勝とラ・リーガでのサモラ賞獲得という輝かしい実績を引っ提げて臨んだものの、アルゼンチン代表のディブ・マルティネスに次ぐ2位という悔しい結果に終わっていました。

しかし今回の最大の推薦理由は、今夏にアメリカ、メキシコ、カナダで共催されたワールドカップでの圧巻のパフォーマンスです。スペイン代表を世界王者に導き、大会最優秀ゴールキーパー賞(ゴールデングローブ)を獲得しただけでなく、1990年イタリア大会でウォルター・ゼンガが樹立した519分無失点という伝説的記録を大幅に塗り替える「650分連続無失点」というW杯新記録を樹立しました。

今回の候補には、ディブ・マルティネス(チェルシー)、ティボー・クルトワ(レアル・マドリード)、グレゴール・コベル(ドルトムント)、ブノ(アル・ヒラル)、エドゥアール・メンディ(アル・アハリ)、マトヴェイ・サフォノフ(PSG)、ヴォジーニャ(コロコロ)に加え、スペイン代表でともにW杯を戦ったデビッド・ラヤ(アーセナル)とホアン・ガルシア(バルセロナ)も名を連ねています。代表の仲間でありライバルでもある2人について、ウナイ・シモンは次のように語り、それぞれの特長を絶賛しました。

『ルイス・デ・ラ・フエンテ監督も、3人のゴールキーパー全員がノミネートされて大喜びしているでしょう。スペインのゴールマウスがハイレベルで守られていることを嬉しく思います。ダビドについては足元のボール扱いが秀逸で、チームに大きなポゼッションをもたらします。ホアンはシュートストップにおいて歴史上最高の選手たちと同等のレベルにあります。僕自身は落ち着いていて穏やかなゴールキーパーであり、多くの場面でそうあろうと努めています』

さらにクラブ公式メディアの取材に対し、これまでの道のりとアスレティックへの愛を力強く宣言しました。

『2年前も同じ賞を目指して戦い、2位という結果でした。今年はそれを上回りたいですが、何より幼い頃から叩き込まれてきた価値観と原則、一つのチームに忠実であり、アスレティックのユニフォームを愛し続けることに一番の誇りを感じています。ここまで来る道のりで支えてくれた多くの人々の顔が浮かんでいます。後でしっかり感謝を伝えたいです』 (via Mundo Deportivo)