クリス・ウチェ復帰で財政危機再燃

イングランドのクリスタル・パレスへ期限付き移籍していたナイジェリア人アタッカー、クリスタントゥス・ウチェがヘタフェに復帰することになった。クリスタル・パレスが約2000万ユーロに設定されていた買い取りオプションを行使しないことを決定したためである。この復帰は、クラブにとって最大の敵であるサラリーキャップ問題の再燃を意味している。クラブはウチェの買い取りを見越して約2000万ユーロの変動収入を計上し、サラリーキャップを一時的に5190万ユーロまで引き上げていた。これによりダビンチ、アブカル、サンクリス、マルティンといった選手たちの登録が可能になっていた。しかし1月になり、ウチェがイングランドで規定の先発出場数に達しなかったため、この変動収入は保証されないとしてLaLigaによってバランスシートから削除されてしまった。その結果、サラリーキャップは3480万ユーロまで急落し、約1700万ユーロの赤字が発生して冬の移籍市場での動きが完全にブロックされる事態となっていた。2028年まで契約を残すウチェがマドリードに戻ってくるものの、クラブには彼の高額な給与を負担する余裕はない。人件費の即時削減が不可避となっており、ウチェ自身を至急売却するか、チームの重要選手を複数人放出するかの苦渋の決断を迫られている。

(via SPORT)