アブデの知られざる原点

現在、マーケットバリューが高騰しチームの絶対的エースへと成長したエズ・アブデ。今季ここまで公式戦43試合で15ゴール13アシストという圧巻の成績を残している彼ですが、その光り輝くキャリアの裏には険しい道のりがありました。

アブデはモロッコで生まれ、4歳の時にスペインで最も貧しい地区の一つとされるエルチェのカルス地区へ移住しました。本人は『父に50セントをもらったり、時には父から50セントを失敬してインターネットカフェへ行き、ネイマールの動画を観て公園で必死に技を練習していた』と少年時代を振り返ります。16歳で地元チームに入り、その後ヘルクレスCFのスクールに入りながらも数ヶ月出番がなく、サッカーを諦めかけたこともあったといいます。

また、18歳のアブデをヘルクレスでプロデビューさせたヘスス・ムニョス元監督は『当時の彼には集団の中での規律が欠けていた。ウォームアップのロンドを嫌がり、フィジカルトレーニングや用具の片付けから逃げ出そうとしていた』と回想。しかし、そこから劇的な精神的成長を遂げてバルセロナB、オサスナへの期限付き移籍を経てベティスで大覚醒を果たした教え子の姿を誇らしげに語っています。 (via Estadio Deportivo)

オサスナ戦の圧倒的相性

今週末にエスタディオ・ラ・カルトゥハでオサスナを迎えるベティスは、極めて有利な歴史的データとともに一戦に挑みます。

オサスナはベティスのホームで10年以上勝利から遠ざかっており、最後の勝利は2013-14シーズン(1-2)まで遡ります。それ以降、ベティスはホームでのオサスナ戦で7勝1分という圧倒的な成績を誇っています。さらに通算のホーム対戦成績でも34試合で21勝4敗と対戦相手を完封しています。

また、マヌエル・ペジェグリーニ監督にとってオサスナはベティス就任以来『最も勝ち点を稼いでいる相手』です。通算13回の対戦で9勝2分2敗、ホーム開催に限れば6試合で5勝1分と一度も敗れていません。今節でベティスが引き分け以上の結果を残せば、ペジェグリーニ監督はロレンソ・セラ・フェレールが樹立した21世紀のクラブ記録である「ホーム15試合連続無敗」の金字塔に肩を並べることとなります。 (via Estadio Deportivo)