バレンシア、メスタージャ外での警察衝突とスタジアム内の異様な光景

バレンシアではピッチ外の緊張が爆発した。試合前、ピーター・リム・オーナーに抗議する団体リベルタ・VCFが数千人規模のデモ行進を実施。メスタージャ周辺では一部のファンと警察が激しく衝突し、発煙筒が投げ込まれて1名が逮捕される事態に発展した。スタジアム内でも、熱狂的なファンが集まるクルバ・ノルドがクラブの創設年である1919年にちなんで、試合開始から19分19秒まで沈黙の抗議を敢行した。さらにスタンドでは他会場の経過を気にするファンがスマホやラジオに釘付けになり、誤情報で突然歓声が上がっては落胆に変わるという異様な光景が広がった。試合後には、退団が確実視されるエライ・キュマルト、ウナイ・ヌニェス、ラマザニの3選手がスタジアムを一周して別れを告げた。また、ディエゴ・ロペスは膝の重傷で松葉杖と痛々しい包帯姿でスタジアムを後にしている。(via ElDesmarque)

マジョルカとジローナの悲劇、涙の降格とファンからの怒り

マジョルカの降格決定後、ソン・モイシュではレオ・ロマンやアブドン・プラツが涙に崩れ、パブロ・トーレはスタンドに向かって何度も謝罪のジェスチャーを繰り返した。ファンからは経営陣に向けて『傭兵』『このユニフォームを着る資格はない』といった罵声が飛び交い、CEOのアルフォンソ・ディアスらが急遽会見を開いて謝罪する事態になった。マジョルカの崩壊の裏には、スーペルコパ開催地のサウジアラビアで選手家族がセクハラや暴言の被害に遭った事件へのクラブの弱腰な対応や、それに抗議したダニ・ロドリゲスのキャプテン剥奪、過激派グループへの支援問題など、長引くピッチ外の混乱があった。一方、同じく降格したジローナでは、試合前に熱狂的なファンが発煙筒を焚いてバスを囲んだため、選手たちが途中でバスを降りてスタジアムまで徒歩で向かうハプニングが発生した。試合後にはミチェル監督とストゥアーニが涙を流して立ち尽くし、監督は『すべて私の責任。ファンを失望させた』と絞り出した。(via Estadio Deportivo)