ティボー・クルトワ(レアル・マドリード) 2028年までの契約延長で口頭合意
34歳のベルギー代表ゴールキーパー、ティボー・クルトワが、レアル・マドリードと2028年6月までの1年延長で口頭合意に達した。2027年までの現行契約を残すなか、世界最高峰の守護神を早期に囲い込んで長期的な安定を確保した点が大きな注目を集めている。
ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノによると、現在は双方の弁護士が最終書類の確認を進めており、近く正式にサインが交わされる見通しだ。レアル・マドリードではフロレンティーノ・ペレス会長の方針により、30歳以上のベテランには単年更新を徹底し、契約満了直前まで静観する原則が存在する。ところが今回は契約を1年以上残した段階で早期の延長を提示しており、クラブが寄せる信頼の深さがうかがえる。
この異例な決定の背景には、彼が残してきた圧倒的な実績と抜群の安定感がある。2018年にチェルシーから加入して以来、公式戦330試合以上に出場し、2度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝や3度のラ・リーガ制覇を含む14タイトル獲得に貢献してきた。とりわけ2022年のチャンピオンズリーグ決勝リヴァプール戦では、9度の決定的なセーブを見せてチームを勝利に導き、大会最優秀選手に選出された。
さらに2023-24シーズンの膝の重傷から復帰した後も、トップフォームを取り戻して同大会の決勝ドルトムント戦で完封勝利を収めている。2019-20シーズンのサモラ賞や2022年のヤシン賞に輝いた実績は伊達ではなく、彼がゴールマウスに君臨し続ける安心感は代えがたい。この契約が満了する2028年までプレーを続ければ、加入10周年を達成すると同時に36歳まで白のユニフォームを着ることになる。
クラブが早期の契約更新を決断した意味は、ゴールキーパーの将来を固定して急ぎの後継者探しに伴う市場リスクを回避した点にある。つまり、30代半ばに差し掛かっても世界最高のパフォーマンスを維持できるという絶対的な確信が、ベテランに関する厳格な更新原則を上回ったということだ。今後は弁護士による書類確認が完了次第、クラブから正式発表が行われる日付が次の注目点となる。(via Estadio Deportivo)
