窮地で光る個の輝きと崖っぷちの采配...指揮官アンセルミが目指す勝利の方程式
数々の事故やアクシデントに見舞われながらも、エルチェがピッチ上で生き残り続けている背景には、危機的状況で覚醒した個々の選手たちの素晴らしいパフォーマンスと、指揮官アンセルミの極限状態における采配があります。
数限られたチャンスで結果を残し、チームを牽引するキープレイヤーたちの活躍は目覚ましいものがあります。
・モルシージョ:フェデ・レドンドの退場や不在という窮地において、慣れないセンターバックの位置に入り見事な守備を披露。
・ビクトル・チュスト:守備陣の軸として圧倒的なキャプテンシーを発揮し、ラインを統率。
・ヘルマン・バレラ:圧倒的なスピードと縦への推進力で相手サイドを切り裂くアタック。
・レビボ:意表を突く仕掛けと驚きをもたらすプレーで攻撃に変化を付加。
・トマ・ルマル:ピッチ上で際立つ圧倒的な技術とクラス(品格)で違いを創出。
・フェル・ニーニョ:8月までは2部リーグのストライカーと見なされていた男が、今やラ・リーガの偉大な点取り屋たち(ロメロやヴァヴァといった歴史的名手)と肩を並べるほどの決定力を発揮。
アンセルミ監督は、チームを常に断崖絶壁の限界ギリギリの場所で戦わせています。エルチェの試合は常にエキサイティングで、情熱的で、展開が一切読めない魅力に溢れています。しかし、断崖絶壁での勇敢な戦いは、一歩間違えれば転落という大事故と隣り合わせです。
指揮官と選手たちに課された今後の至上命令は、このリスク覚悟の勇敢さを保ちつつ、無駄なミスや事故(失点トラブル)をいかに減らしていけるかという点にあります。チームが見せる驚異的な粘り強さとハート(胸の熱さ)に、アンセルミ自身の戦術的コンセプトを完全に融合させることができれば、事故での失点は減り、チームの長所はさらに光り輝くはずです。
それこそが、険しい崖っぷちから這い上がり、ラ・リーガ残留という目的を果たすための唯一無二の道であり、エルチェが目指すべき勝利の方程式と言えます。 (via SPORT)
【本日の総括】
序盤7節で勝ち点5という苦境に立ちながらも、わずか24分間で8ゴールを奪う爆発的な反撃力と、窮地で見せる選手たちの執念によって生存を示し続けるエルチェCF。指揮官アンセルミがスリリングな勇敢さとゲームコントロールを融合させ、チームを完全覚醒させられるかが今後の残留劇の鍵を握ります。