7節を終えて勝ち点5...過酷な日程と適応不足を乗り越えて浮き彫りとなった「驚異の生存能力」
ラ・リーガが開幕し、夏の厳しい暑さが引き切る前、そして正式に夏が終わりを迎える前に、すでに全日程の5分の1(20%)にあたる7試合が消費されました。エルチェCFはここまで7試合で勝ち点5にとどまっており、勝点計算の上では苦しい戦いを強いられています。もはやチームに新体制への適応を待つ猶予は残されておらず、結果を求めて戦い抜くステージへと突入しています。
しかし、結果数字以上に重要なのは「戦う姿(competir)」をピッチ上で示し続けている点です。戦う姿勢とは、勝敗や得失点差を超えたチームの生々しい生存シグナルであり、決して下を向かず、土壇場でも諦めず、調子が良いときは勝利を掴み、苦しい展開でも勝ち点を脅かし続けるタフさを意味します。この7試合を通じてアンセルミ率いるチームが証明した最大のものこそ、まさにこの驚異的な競り合いの能力でした。
一方で、チームが抱える課題も極めて深刻です。守備陣の構築は未だ途上にあり、攻守両面で決定的なエラーを過剰に繰り返しています。さらに主力級の重要選手を失い、その代役が確保できていないポジションが存在するほか、ゴールキーパーの正定位置も確定していません。実際、今季の3試合においては大敗を喫してもおかしくない展開となり、そこから激しい追い上げを見せながらも最終的に敗れるという不安定さを露呈しました。
それでも、指揮官アンセルミへの解任論や厳しすぎる評価が囁かれ始めた矢先、チームはアウェイで10人になりながら歴史に残る奇跡的な勝利を収め、自らの生存を力強くアピールしました。
アンセルミ監督が本来目指す戦術スタイルは、まだ完全に披露されていません。これには明確な理由が存在します。
1つ目は、移籍市場が開いたままシーズンが開幕した混迷。
2つ目は、駆け込みで獲得した多数の新加入選手たちの適応に時間を要したこと。
3つ目は、開幕直後の1ヶ月間でバルセロナやレアル・マドリードとの対戦を強いられた過酷すぎる日程。
そして4つ目は、アスレティック・ビルバオ戦やエスパニョール戦のように、比較的安定した戦いを見せた試合でさえ、アルゼンチン人指揮官が理想とするポゼッション主体のスタイルとは大きくかけ離れた戦い方を余儀なくされたことです。
数々の障害を抱えながらも、泥臭く勝ち点を奪いに行く執念と、危機的状況で見せる土壇場の強さこそが、現在のエルチェを支える最大の武器となっています。 (via SPORT)
