移籍市場の静寂と今後の見通し

今夏のビジャレアルの移籍市場は、ここまで非常に長くて静かな展開を見せている。5月29日にエスパニョールでの2年間の期限付き移籍から戻った左サイドバックのカルロス・ロメロの復帰が正式に発表されてから50日以上が経過したが、新たな補強の発表は一切ない。

その一方で別れを告げるニュースは多く、トップチームではラモン・テラッツ、ディエゴ・コンデ、ダニ・パレホ、アルフォンソ・ペドラサ、ラファ・マリン、トーマス・パーティ、アルフォン・ゴンサレスが退団。さらに、アルナウ・テナス、パペ・ゲイエ、アレックス・フォレス、アジョセ・ペレスらの名前も移籍の噂に上っている。カンテラでもビクトル・モレノ、ダニ・レケナ、トニ・タマリット、ジャン・イヴ・バロウ、チアゴ・オヘダなどがチームを離れた。唯一の明るいニュースはパウ・ナバロの契約更新くらいである。

ルイス・ミジャやギド・ロドリゲスなどの獲得を逃し、他クラブとの給与や移籍金の競争で不利な状況にあることは否めない。しかし、クラブには明確なプランがあり、決して場当たり的な対応をしているわけではない。イニゴ・ペレス監督もこの状況を冷静に受け止め、チアゴ・フェルナンデスなどの若手を試しながら、手持ちの戦力でチーム作りを進めている。ファンもクラブのスポーツディレクション部門を厚く信頼しており、シーズンチケットの売れ行きは好調だ。ワールドカップが終了したことで市場が本格的に動き出し、パペ・ゲイエの大型売却が引き金となって、ドミノ倒しのように新たな補強が続々と決まることが強く期待されている。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

パレホらの退団により中盤はマシアやディアッタらカンテラの若手が台頭。移籍市場ではゲイエのエバートン移籍が目前に迫っており、その資金でロモナコ獲得などの補強が一気に進むことが期待される。