劇的なW杯ベスト32進出 アフェングルーバーの現状

エルチェから唯一のワールドカップ代表選手として選出されているダビド・アフェングルーバーが、オーストリア代表として決勝トーナメント(ベスト32)進出を決めました。グループJの第3戦となるアルジェリア戦は、文字通り狂気と苦しみに満ちた劇的な試合となりました。

アフェングルーバーはカンザスのスタジアムのベンチから試合を見守っていましたが、後半アディショナルタイムの93分にリヤド・マフレズに3-2となる勝ち越しゴールを決められた瞬間は、誰もが敗退して家に帰らなければならないと感じました。しかし直後の96分、ピッチに入ったばかりのチームメイトであるサシャ・カライジッチが同点ゴールを決め、3-3の引き分けに持ち込んだことで、ベンチは歓喜の渦に包まれました。

初戦のヨルダン戦の勝利、アルゼンチン戦の敗北、そしてこのアルジェリア戦の引き分けにより、オーストリアはアルゼンチンに次ぐグループ2位での通過を果たしています。

しかし、アフェングルーバー自身はここまでの3試合で1分も出場機会を得られていません。ラルフ・ラングニック監督からの信頼をまだ完全に勝ち取れておらず、指揮官の構想の中では序列が最後のディフェンダーという位置付けになっているようです。

(via SPORT)

運命のスペイン代表戦とアフェングルーバー起用の可能性

オーストリア代表の次なるベスト32の相手は、スペイン代表に決定しました。試合は来週の木曜日、スペイン時間の午後9時からカリフォルニア州ロサンゼルスのイングルウッドにて開催されます。

この対戦はアフェングルーバーにとって非常に特別なものとなります。エルチェと契約して以来、彼が2年前から住み、プレーしている国との対戦になるからです。間違いなく、フランジベルデ(エルチェのファン)の中にもどちらを応援すべきか心が二つに分かれる人がいるはずです。

このスペイン戦は、ラングニック監督がアフェングルーバーを信頼するかどうかを確認する重要な瞬間となります。アルジェリア戦で監督は、レアル・マドリードのダビド・アラバの相棒としてフィリップ・リーンハルトをスタメンに戻し、後半からはケビン・ダンソを起用しました。今大会、監督はこの3人のセンターバックをローテーションで回しており、エルチェのディフェンダーにはまだ一度もチャンスが与えられていません。スペインの前に立ちはだかるオーストリア守備陣の中で、果たして彼に出番は訪れるのでしょうか。

(via SPORT / ElDesmarque)

移籍市場 エルチェがすでに3選手の補強を完了

クラブ運営と移籍市場の動向に関しても動きがあります。エルチェは新シーズンに向けた補強をすでに加速させているクラブの一つとして名前が挙がっています。

現時点でエルチェは、ゴンサロ・ビジャール、ブバ・サンガレ、そしてビクトル・チュストという3選手の獲得を完了させており、来季に向けた陣容を着々と整えています。

(via ElDesmarque)

【本日の総括】

ワールドカップの舞台で劇的なグループ突破を経験したアフェングルーバーですが、未だ出場機会に恵まれていません。彼が生活するスペインを相手に迎える大一番でピッチに立つことができるのか、大きな注目が集まります。また、クラブは水面下で着実に戦力補強を進めており、来季に向けた準備も怠っていません。