15年過ごしたベティス退団と「涙の裏側」:ハロ会長らの発言への真相回答
今夏の移籍市場最終盤において、15年間を過ごした下部組織からの育ち故郷レアル・ベティスを離れ、レーシング・サンタンデールへと新天地を求めたFWパブロ・ガルシア。移籍決定の直前、シウダ・デポルティバ・ルイス・デル・ソルで荷物を整理し、母親に伴われて涙を流しながら施設を去る痛々しい姿は大きな反響を呼びました。現在、スペインU-21代表の合宿に参加中の同選手が、Cadena SERの『El Larguero』やCOPEの『El Partidazo』、Onda Ceroの『Radioestadio Noche』などの主要ラジオ番組に相次いで出演し、あの夜の真相と胸中を明かしています。
退団を巡っては、アンヘル・ハロ会長やマヌエル・ペジェグリーニ監督が「選手側から出場機会の確保を求めて数週間前から移籍志願があった」と説明していました。これに対しパブロ・ガルシアは『クラブ側がそう発言するのは当然のことですし理解できます。市場最終日の決定であり、関与した全員による決断でした。私自身の意志もあったのかと問われれば、答えはもちろんイエスです。誰もが最終日、最後の数時間で決断を下さなければならない状況でした』と語り、クラブ幹部との間に決定的な対立があったわけではないと強調しました。
一方で、世間の話題となった「涙の退団」については、長年過ごしたクラブへの溢れ出る愛ゆえの自然な感情だったと説明しています。『クラブにとっても私にとっても納得のいく形での合意でしたが、愛するクラブを離れるという現実を突きつけられ、いざスーツケースに荷物を詰めなければならないと実感した瞬間、頭が真っ白になってしまいました。15年間という一生分にも等しい時間を過ごした場所を離れるのですから、私だけでなく母親や家族全員にとっても非常に辛く苦しい瞬間でした。サッカーを単にボールを蹴るだけのものとは捉えていない私にとって、感情が表に出てしまうのは極めて論理的で正常な反応だったと思います』と振り返りました。さらに移籍市場最終盤の過酷なプレッシャーについて『市場の最終局面では数時間単位で状況が白から黒へと目まぐるしく変わります。ストレスが引き起こした側面もありますが、自分の将来にとって最善と信じる道を選びました』と述べ、ベティスへの深い愛着を示しつつも、新天地での挑戦に向けて気持ちを切り替えていることを示しました。 (via MARCA)
