年齢不問の育成哲学と3000万ユーロの成功体験!ルイス・カストロ監督が推進する若手抜擢とクラブ財務戦略

レバンテの指揮官ルイス・カストロ監督は、選手の年齢やDNI(身分証明書)の記載にとらわれず、実力のある若手を積極的に起用する大胆な育成哲学を貫いています。カストロ監督は若手抜擢について聞かれた際、次のように自らの信念を語っています。『もし私がバレンシアに住んでいて、サッカーをする息子がいたら、間違いなくレバンテに入れるだろう。もし成長途上の若い選手がいるなら、私は迷わずレバンテでの育成を勧める』『世間は若手起用について私のことを話題にするが、私は単に素晴らしいサッカー選手が好きなだけだ』。

カストロ監督の指導下では、すでに数々の若手が歴史を塗り替えています。今シーズン8月16日のエスパニョール戦では、左サイドバックのマルク・サントスが15歳288日で1部デビューを果たし、レバンテのクラブ史上最年少出場記録を更新するとともに、ラ・リーガ全体でもバルセロナのラミネ・ヤマル(15歳290日)を上回る史上3番目の最年少デビュー記録を樹立しました。さらに、16歳のゴールキーパーであるイゴール・ガルディンも1部公式戦でベンチ入りを果たし、リーグ史上最年少ベンチ入りGKとなるなど、アカデミーの才能が次々と花開いています。昨シーズンもナチョ・ペレスやパコ・コルテスがトップチームで初出場を記録しました。

この積極的な下部組織活用は、クラブが抱える厳しい財務制限を克服するための重要なクラブ戦略でもあります。レバンテは育成組織(カンテラ)から才能を発掘してスポーツ面の成果を上げ、それを価値ある資産へと昇華させています。実際、過去にはカルロス・エスピとカリーン・トゥンデという2人の若手有望株を売却したことで、クラブ全体で約3000万ユーロという巨額の移籍金収入を獲得することに成功しました。

現在も19歳のベルギー人FWヤニス・ムスアイや、リヴァプールからの期限付き移籍で加入した18歳のオーストリア人CBフェアニ・ヌドゥクウェなど、国内外から集めた若手タレントが着実に牙を研いでいます。財政難のクラブを救い、持続可能な未来を築くための鍵として、レバンテのカンテラ路線は絶大な成果を上げています。 (via MARCA / Estadio Deportivo)