守備崩壊と課題
今シーズンのレアル・ソシエダにおける最大の課題は、昨シーズンにラ・リーガで最悪タイとなる61失点(レバンテと同数)を喫した守備機能の改善でした。マタラッツォ監督をはじめ選手たちもこの問題を認識しており、プレシーズンの段階から守備体制の再構築に取り組んできました。🛡️
マタラッツォ監督はボール非保持時のプレッシング構造を変更し、チームが無防備に晒されないようピッチ上のポジショニングを徹底的に調整しました。さらに、ペナルティエリア内での守備対応やセットプレーの防衛、球際でのデュエルにおける強度の向上を重視してきました。
開幕直後はこの意識改革が奏功し、ベティス戦(0-1負け)やレアル・マドリード戦(1時間好戦ののち相手の個人の力で失点)、エスパニョール戦での勝利、セルタ戦(0-0)と、集中力の高い守備で好調な滑り出しを見せていました。👍
しかし、直近の4試合(エルチェ戦、アトレティコ・マドリード戦、バレンシア戦、欧州リーグのボーンマス戦)で合計9失点と、守備の脆弱性が一気に露呈する事態となっています。
エルチェ戦では、0-2で完全に試合をコントロールしていながら、ホン・マルティンの退場をきっかけに『チームがパニックに陥った』(マタラッツォ監督)状態となり、わずか7分間で2失点を許して引き分けに持ち込まれました。
アトレティコ戦では、70分間見事な戦いを見せていたものの、主力のスタミナ切れとともにオチエンが議論を呼ぶPKを献上。アレハンドロ・グリマルドにPKを決められると、集中力が切れた10分間でジョナタン・デイヴィッドやジュリアーノ・シメオネらに怒涛の3ゴールを叩き込まれ、0-3で惨敗しました。💥
欧州リーグのボーンマス戦に至っては前半の立ち上がりから散々な出来となり、11分と20分未満で相次いで2失点。相手FWエヴァニウソンにポスト直撃弾を放たれるなど、前半だけで崩壊しました。
メスタージャでのバレンシア戦でも、前半は主導権を握りながら後半に相手サイドアタッカーのオトルビとアルノート・ダンジュマの突破を許してチームが分断され、簡単に2失点を喫しました。⚽️
今季ここまでの公式戦8試合で奪われたゴールは15失点(うちリーグ戦は13失点)。これはリーグ上位15クラブの中で、オサスナ(16失点)に次ぐワースト2位タイのワースト数字であり、守備再建への道のりは極めて険しいものとなっています。 (via DiarioVasco)