セビージャFC 5回の脳卒中を乗り越えて「セビージャは私の人生」と語る75歳女性サポーターの情熱

セビージャのホームであるサンチェス・ピスフアンの北スタンド(Gol Norte)に、アブーノ(シーズンチケット)番号11,777を保持する75歳の女性ソシオ(会員)、アントニアさんが今季も姿を現しました。これまでに5回もの重篤な脳卒中(ictus)を経験し、医師や家族から『これ以上興奮すると今度は警察が自宅に健康保護のためにやってくる』と警告されている彼女ですが、アントニアさんは『私からセビージャを奪うことはできない。セビージャこそが私のすべてであり人生なのだから』と笑い飛ばしました。かつてセビージャが2部リーグに降格した暗黒期や、数々の決勝の地であるトリノ、マドリード、バルセロナへも遠征を重ねた彼女は、昨季チームが低迷した際に、あるライバルファンから「お前たちが降格するように祈ってやる」と呪詛を浴びせられたエピソードを思い返し、『そんなヤツには中指を立てて笑い飛ばしてやったのさ』と語り、亡きアントニオ・プエルタの悲劇に一週間泣き続けた思い出とともに、クラブへの生涯にわたる無条件の愛を表現しました。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

今シーズンのスペイン・フットボール界におけるピッチ外では、選手のプライベートやファンとの間で繰り広げられる様々な出来事が、非常に熱い人間味あふれるドラマを生み出しています。セビージャでのSDホセ・イニャシオ・ナバロの放出・補強手腕を讃えるファンや、5回の脳卒中を乗り越えながらセビージャへの無条件の愛を貫く75歳の名物ソシオ、アントニアさんの情熱は、クラブを支えるサポーターの絆を改めて証明しています。その一方で、ジローナのツィガンコフによるWhatsApp警告メッセージの内部告発ストーリー事件や、デポルサポーターによるMarathon Inferior席の規制に対するリアソールでのオレンジ色の組織的抗議、さらにコリンチャンスでのデパイ移籍を巡るサポーターの暴動や殺害予告といった、ピッチ外の緊迫した混沌も数多く見られ、これらは新しいシーズンにおいてもピッチ上の結果と同じくらい重要で目が離せないトピックとして語り継がれていくことでしょう。