流出危機の至宝イェレマイを巡るハル・シティとの巨額移籍交渉と複雑な状況

デポルティーボ・ラ・コルーニャは、23歳の生え抜きウイングでありチーム最大のタレントであるイェレマイ・エルナンデスの去就を巡り、非常に緊迫した状況に置かれています。

イングランド2部のハル・シティが彼に非常に強い関心を示しており、水面下で移籍交渉が進行しています。昨シーズン、ラ・リーガ・ハイパーモーションで11ゴール10アシストをマークし、チームを1部昇格へと導く原動力となったイェレマイですが、昇格に伴い契約解除金が約1億3000万ユーロ(130 million euros)という天文学的な額に引き上げられています。彼とクラブの契約はまだ4年間残っています。

ハル・シティのオーナーであるアジフ・イルジャリ氏は、イギリスの公共放送BBCのインタビューにおいて、獲得への並々ならぬ熱意と交渉の現状を次のように明らかにしました。

『非常に困難な交渉ではありますが、現時点では前向きに進んでいると言える状況にあります。彼はまだとても若い青年ですから、この移籍は彼のこれまでの人生において極めて劇的で重要な変化をもたらすことになります。だからこそ、彼自身も自分がどのような環境に身を置くことになるのかをしっかりと見極めたいと考えているのです。この取引が本当に成立するかどうかは、おそらくあと3、4日のうちに明らかになるでしょう。もし合意に至れば、我がクラブにとって間違いなく史上最高額の記録を塗り替える歴史的な補強になります。デポルティーボとのクラブ間交渉を最終的にまとめなければなりませんが、イェレマイ自身は我がチームへの加入を強く望んでいます。これは彼にとって人生を左右するほどの重大な決断なのです』

このように、選手本人はイングランド挑戦に前向きであると明かされています。一方で、デポルティーボ側は、現時点においてハル・シティから公式なオファーは一切届いていないと主張しており、情報の駆け引きが行われています。

イェレマイは木曜日、アベゴンドの練習場でチームメイトとともにトレーニングを行っており、自身の将来が明確になるのを待っている状況です。彼は恥骨付近の痛みを引きずっていたため、エルチェとのリーグ開幕戦のメンバーからは外れていましたが、月曜日に行われるマヌエル・ペレグリーニ率いるマラガとの次戦で、待望の1部デビューを飾る可能性があります。彼の去就に関する最終決定は、この週末までには下される見通しです。(via ElDesmarque)

イェレマイ放出時のプランBとして2部得点王セルヒオ・アリバスの獲得を検討

もしイェレマイのハル・シティへの移籍が正式に決定した場合、デポルティーボは即座にその穴を埋めるビッグネームの獲得に動かなければなりません。

スポーツディレクターのフェルナンド・ソリアーノ氏はすでに後釜の確保に向けて動いており、最大のターゲットとしてUDアルメリアに所属するトップ下・ウイングのセルヒオ・アリバスの名前が浮上しています。アリバスは昨シーズンのラ・リーガ・ハイパーモーションで大活躍し、2部屈指の才能を持つ実力派アタッカーです。

アリバスはアルメリアと2029年6月までの長期契約を残しており、獲得に必要な移籍金は約2500万ユーロになると報じられています。デポルティーボの財政規模を考えると、通常では到底支払うことのできない不可能な金額ですが、もしイェレマイのハル・シティへの売却が歴史的な巨額取引として成立した場合、その資金を投入することで獲得が現実味を帯びてきます。

ただし、この優秀なアリバスには、オランダの名門アヤックスやポルトガルの強豪ベンフィカといった欧州のビッグクラブも熱い視線を送っており、獲得には熾烈な争奪戦が予想されます。

なお、アルメリア側もアリバス流出の可能性に備えてすでに動き出しており、レアル・マドリードの下部組織に所属するクリエイティブなミッドフィールダー、マヌエル・アンヘルの獲得をほぼ手中に収めています。この移籍は最終段階にあり、ガルシア・ピミエンタ監督の強い意向が反映されています。興味深いことに、このマヌエル・アンヘルもかつてデポルティーボの補強リストに入っていた選手でした。(via ElDesmarque)

開幕戦の引き分けを受けてイダルゴ監督が求める緊急補強と人員整理の必要性

ラ・リーガ・EAスポーツの今シーズン開幕戦をホームでの引き分けという形でスタートさせたデポルティーボですが、チームを率いるアントニオ・イダルゴ監督は、過酷な1部リーグの戦いを生き抜くためにさらなる手札を求めてフロントに緊急補強を要求しています。

現在、チームが直面している補強課題は多岐にわたります。第一に、センターバックの層の薄さが深刻であり、守備の軸となるもう1人のディフェンダーの獲得が不可欠です。

攻撃陣の強化案として、圧倒的なスピードを誇るアダマ・トラオレの獲得を水面下で模索していましたが、彼の年俸をはじめとする経済的な条件がクラブの許容範囲を大幅に超えており、さらに選手自身がイングランド・プレミアリーグでのプレー続行を最優先しているため、この獲得オプションは極めて困難な状況にあります。

さらに中盤においては、ノエ・カリージョの負傷という予期せぬトラブルが発生したため、センターハーフの獲得も急遽検討せざるを得なくなりました。

このように獲得を希望するポジションが並ぶ一方で、新規の選手を登録するためには不要人員の放出による選手登録枠(ライセンス)の解放が最優先事項となっています。フェルナンド・ソリアーノSD率いるスポーツ部門は、複数の不要選手の移籍・放出作業を加速させています。

もしイェレマイの売却が決まれば、そこから得られる資金を活用して複数のウインガーを獲得する(1人ではなく2人を補強する)という、極めてドラスティックなプラン変更を実行する可能性もあり、市場閉幕までの残り2週間はクラブオフィスにおいて極めて慌ただしい日々が続くことになります。(via ElDesmarque)

新加入の超大物オーバメヤンが地元での7人制サッカーに飛び入り参加し子供たちを魅了

今夏、デポルティーボ・ラ・コルーニャに加わった最大のビッグネームである世界的なストライカー、ピエール=エメリク・オーバメヤンが、早くもア・コルーニャの街とサポーターたちの心を完全に掴んでいます。

オーバメヤンは、地元ア・コルーニャのラ・ソラナという地区で、アマチュアたちが楽しむ7人制サッカーのミニゲームに突如として姿を現しました。その際、ピッチ上で一緒にプレーしていた地元の子どもに対し、オーバメヤンは優しく見事なアシストのパスを送り、ゴールを決めさせるという素晴らしいファンサービスを披露しました。

この気取らない温かい行動と少年への素敵なプレゼントは、目撃した地元の人々の間で瞬く間に大きな話題となり、新エースに対するア・コルーニャの街全体の期待と親愛の情を爆発させています。(via MARCA)

8月30日のバレンシア戦に向けてファンペーニャ連盟が本拠地周辺で大規模フェスティバルを開催へ

デポルティーボのサポーターたちで構成されるファン・ペーニャ連盟は、8月30日(日)の21時30分に本拠地リアソールで開催されるバレンシアCFとの一戦に向けて、スタジアム周辺での大々的なフェスティバルの準備を進めていることを発表しました。

このお祭りは、同日の12時30分からアルミランテ・カダルソ通りで一斉にスタートします。路上には様々なパフォーマンスを楽しめるステージや、お腹を空かせたサポーターたちが集えるフードスタンドが多数設置される予定です。

お祭りの最大のテーマは、まさに自分たちの愛するクラブがトップリーグの舞台に戻ってきたことを祝う「1部リーグ(プリメーラ)への復帰」です。

しかし、単なるお祝い事だけではありません。会場では、クラブが現在進めている年間シート(アボナード)のキャンペーン方針や、スタジアムの「マラトン・インフェリオール(ゴール裏下段席)」への入場制限やアクセス環境に対するサポーター側の強い抗議(プロテスト)の意思を示すための「オレンジ色の特製Tシャツ」の販売エリアも特設されます。

サポーターたちは、1部復帰の熱狂に乗りつつも、クラブ運営に対してサポーターとしての権利を強く主張する構えを見せており、バレンシア戦はピッチ内外で非常に大きなエネルギーが渦巻く特別な一日になりそうです。(via SPORT)

【本日の総括】

1部復帰を果たしたデポルティーボ・ラ・コルーニャは、移籍市場の最終盤において、チーム最大の至宝イェレマイ・エルナンデスのハル・シティ移籍という流出危機に揺れています。しかし、クラブは流出に備えて2部得点王アリバスの獲得を画策するなど、ただでは転ばない野心的なプラン変更を進めています。超大物新戦力オーバメヤンが早くも地元に溶け込み、ファンもバレンシア戦に向けて大規模なフェスティバルを計画するなど、街全体のボルテージはかつてない高まりを見せています。