[アスレティック・ビルバオ] ウナイ・シモンが明かすヤシン賞受賞スピーチの舞台裏

ロンドンのロンドン・パラディウムで開催された授賞式で、世界最優秀ゴールキーパーに贈られるヤシン賞を獲得したアスレティック・ビルバオとスペイン代表のGKウナイ・シモン。ステージ上で披露した感動的なスピーチが大きな話題を呼んだが、その知られざる裏話をクラブの公式ポッドキャストで告白した。

ウナイ・シモンはノミネートされた当初から前回以上の手応えを感じていたといい、授賞式に向けた準備を誰にも見せず一人で進めていた。『練習場や自宅へ向かう車の中で一人になった時、何をどう話し、自分を支えてくれた多くの人々への感謝を2〜3分という短い時間の中にどう凝縮させるかをずっと考えていた。一番怖かったのは、ステージの雰囲気に呑まれて言葉に詰まったり、感謝すべき重要な人の名前を忘れてしまったりすることだった』と車中での極秘練習とプレッシャーを明かした。

スピーチの中でウナイ・シモンが特に強調して感謝を伝えたのが、育成組織レサマで長年若手の指導にあたってきたコルド・アスア氏だ。ウナイ・シモンは『レサマに来たばかりの自分は、とにかく勝ちたい、失点したくないということしか頭になく、極めて利己的で自分勝手な選手だった。しかしコルドは彼自身の言葉でアスレティックというクラブの真の価値を伝え続け、自分のマインドセットを完全に変えてくれた』と述べる。世界最高峰の守護神へと上り詰めた背景には、人間性を育んでくれた恩人の存在と、車中で重ねた地道な思いの整理があった。(via Mundo Deportivo)