終盤に悪夢の被弾 セルヒオ・カメーロの今季初ゴールも痛恨のミスで追いつかれアラベスと1-1のドロー

精神的にも肉体的にも非常に過酷な条件下で行われたデポルティボ・アラベスとの第2節は、勝利を手中に収めかけながらも、試合終盤に犯した手痛い失策によって勝ち点3を逃すという悔しい結末に終わりました。

試合の前半は、互いに決定機を作り出す一進一退の攻防が展開されました。ラージョはウナイ・ロペスが惜しいシュートを放ち、アンドレイ・ラティウが頭で決定的なチャンスを迎えるも枠を捉えきれず、フォワードのセルヒオ・カメーロも2度の決定機を迎えましたが、相手GKシベラの好セーブに阻まれました。一方のアラベスもトニ・マルティネスのシュートがサイドネットを揺らし、ルカス・ボイェがペラヨを鮮やかにかわして絶好のチャンスを演出するも、シュートはポストを叩き、前半はスコアレスで折り返しました。この前半にはラージョがネットを揺らす場面もありましたが、VARの約3分間におよぶ検証の結果、DFペラヨの腕へのハンド、カメーロのファウル、およびオフサイドが重なっており、得点は取り消されました。

試合が動いたのは後半開始直後の47分でした。エリア手前でボールを受けたセルヒオ・カメーロが、持ち前のスピードと卓越したテクニックで瞬時に相手ディフェンダー3人を置き去りにし、左足で鮮やかなシュートをゴール左隅へと突き刺して待望の先制点を奪いました。

しかし、その後に悲劇が訪れます。55分過ぎにGKバタジャが負傷退場し、カルデナスを急遽投入したことで、チームは60分の段階ですべての交代回数を使い切ってしまいました。これにより、足が止まり始めた後半の終盤戦を、選手交代による活性化なしで乗り切らなければならない過酷な戦いとなりました。

耐え忍んでいたラージョですが、84分に致命的なミスが生まれます。DFラティウが不用意に後方へ送ったバックパスが短くなり、これを狙っていたアラベスの交代出場フォワード、マリアノ・ディアスに奪われ、そのまま同点ゴールを許してしまいました。その後も勢いに乗るアラベスに決定機を作られ、87分には再びマリアノの鋭いシュート、88分にはトニ・マルティネスがゴール至近距離からフリーでシュートを放つなど、あわや逆転負けという大ピンチを迎えましたが、カルデナスのセーブと相手のミスに救われ、辛うじて1-1の引き分けで勝ち点1を分け合う結果となりました。

先制ゴールを記録したセルヒオ・カメーロは、試合後に自分自身のパフォーマンスについて反省を口にしました。

『もっと多くのプレー時間を積み重ね、試合を通じて走り抜くための脚を作っていかなければなりません。この試合の最後の時間帯における自分のプレーには、心から失望しています。もし私のコンディションがもっとフレッシュで動けていれば、チームが勝ち点3を取りこぼすことは絶対になかったはずです。しかし、後半の60分を過ぎたあたりから足に強烈な疲労を感じ始め、その結果としてプレーの選択や実行スピードが遅くなり、チーム全体を無駄に消耗させるような軽いボールロストを何度も引き起こしてしまいました。もっと練習に励んで体力を強化し、試合のクライマックスとなる時間帯に最も良い状態でピッチに立ち続けられるようにしなければなりません』と語り、悔しさをにじませました。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

ラージョ・バジェカーノは、ホーム開幕戦でアラベスと1-1で引き分けるというピッチ上での悔しい結果以上に、あまりにも重い代償を払うことになりました。守護神バタジャの脛骨骨折による数か月の長期離脱、イシ・パラソンの早期の負傷退場、さらにはバジェカス閉鎖に伴うレガネスへの一時移転を巡って、フロントへの不満が最高潮に達しています。レジェンドのトレホや現役選手からも厳しい声が上がる中、ピッチ内外で山積する極めて深刻な課題を解決し、この逆境を乗り越えられるのか、チームの結束とフロントの対応が今まさに試されています。