移籍破談の裏側と出番ゼロ続くケビン・ロモナコの試練
エルチェに今夏加入したアルゼンチン人センターバック、ケビン・ロモナコが厳しい状況に直面しています。
かつてインデペンディエンテに所属していたケビン・ロモナコに対しては、2年前の夏にベティスが獲得に乗り出し、詳細なオファーを提示した経緯がありました。当時はインデペンディエンテ側が1500万ユーロという高額な移籍金を要求したため移籍は実現せず、ベティスはディエゴ・ジョレンテやバレンティン・ゴメスの補強へと舵を切りました。
その後もベティスは関心を維持し、今年3月にはクラブ幹部のアルバロ・ドロン・デ・ゲバラ氏が直々にアルゼンチンへ渡って交渉を推し進めていました。しかし、この会談情報が外部へ漏洩したことにベティス側が激怒し、交渉を完全に打ち切る事態へと発展しました。市場価値が1200万ユーロから500万ユーロまで下落したものの、ベティスが再び獲得に動くことはありませんでした。
代理人を大手「AS1」に変更したケビン・ロモナコは、今夏の移籍市場最終日に約500万ユーロの移籍金でエルチェへの完全移籍を果たしました。しかし、コンディション不足の状態で合流したため、アンセルミ監督から招集メンバー入りを認められたのは10月11日のセルタ戦が最初でした。
それ以降、ケビン・ロモナコは毎試合ベンチ入りを果たしているものの、ラ・リーガでの出場時間はまさかの「0分」にとどまっています。彼が今季エルチェでピッチに立った唯一の公式戦は、コパ・デル・レイのピナタール戦(1-3勝利)での90分フル出場のみであり、直近のバレンシア戦でも再び90分間ベンチを温め続けました。かつて移籍市場で脚光を浴びた22歳のDFにとって、残留争いの最中に置かれた現状は極めて厳しい試練となっています。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
ルマーの負傷離脱という試練を迎える中で、アンセルミ監督は強豪ベティスに対して主導権を握る「一方通行」の戦術を宣言しました。過去に好相性を示すソト・グラード主審のもと、今季ホーム初勝利を挙げて降格圏から脱出できるか、運命の第12節に注目が集まります。