テルジッチ監督が下す「4人+1人」のカンテラ昇格とファーストチーム登録の行方

今夏のアスレティックの補強方針は、下部組織レサマから這い上がるカンテラ出身の若手を抜擢することにあります。

まず、すでに確定しているファーストチームへの昇格として、若きゴールキーパーのミケル・サントスが選ばれました。テルジッチ監督はサントスを、正GKウナイ・シモン、アレックス・パディージャに次ぐ選択肢としてファーストチームの第3GKに据えることを決断しました。

さらに、現在レサマでアピールを続け、ファーストチーム入りを争っている4名の若き才能が存在します。

1人目は、すでにファーストチームデビューを果たしているイケル・モンレアル。トップチームのセンターバック陣の層は厚いものの、モンレアルは貴重な左利きであり、足元の技術とボールコントロールに非常に長けているため、バックアップとしての価値を認められています。

2人目は、プレシーズンで大旋風を巻き起こしているサイドバックのジョハネコ・ルイ=ジャン。抜群のスピードを武器とする彼はテルジッチ監督の心を掴んでおり、アンドニ・ゴロサベルの移籍状況によってはポジション争いに加わる可能性がありますが、現在はサイドバックのポジションが飽和状態であることが課題です。

3人目は、ミッドフィールダーのセルトン。昨シーズンにファーストチームに彗星のごとく現れた彼は、過密な中盤で生き残りを図っています。クラブは昨シーズンの反省から、彼の計り知れない才能を育てるために、試合での十分な実戦出場時間を確保することを優先する方針です。

4人目は、左ウイングとして注目を集めているエリヤ・ギフト。レサマのファンからも大きな期待が寄せられており、クラブは彼のポテンシャルを最大限に引き出すための長期的な育成プランを練っています。

また、プレシーズンで最大のサプライズを披露したペイオ・カナレスに関しては、ファーストチームにそのまま定着して今シーズンを戦うことが確定しています。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

エディン・テルジッチ新体制のもと、プレシーズン6試合で24得点2失点と完璧な無敗街道を突き進むアスレティック・ビルバオは、難所マルセイユ戦を前に戦術と戦力スリム化の最終段階に入っています。移籍市場では、世界一のセンターバックに成長したラポルテを狙うバルセロナの執拗な動きが続いていますが、アスレティック側は8000万ユーロの超強気な評価額を提示して一切の安易な交渉を拒否。さらに、合流を目前に控える世界王者3名の帰還や、ミケル・サントスら若きカンテラ勢のファーストチームへの引き上げなど、クラブは確固たる継続性と強固なアイデンティティを武器に、来るラ・リーガ開幕戦に向けた理想的な戦闘集団を構築しつつあります。