サンティアゴ・ベルナベウでの審判によるマイク説明の除外問題

ラ・リーガは今シーズンから、VARの判定に至った経緯について、主審がスタジアム内のスピーカーを通じて音声で説明を行い、テレビの生中継でもその肉声を視聴者に届けるという透明性向上ポリシーを導入しました。

しかし、この先進的なルールは、レアル・マドリードのホームスタジアムであるサンティアゴ・ベルナベウでは一切実施されないという異例の事態となっています。これは、クラブを率いるペレス会長が、ラ・リーガおよびスペインサッカー連盟(RFEF)との間で、放映権やカメラの設置条件、放送オペレーターのアクセス制限に関する深刻な対立を何年も繰り広げているためです。

マドリーはベルナベウにおいて、テレビの中継オペレーターの接続時間を試合開始のわずか数分前まで許可しないという極めて厳しい制約を設けており、審判の音声を拾うための特殊な通信機器を正常にセットアップすることが技術的に不可能です。審判委員会(CTA)は『特定のクラブを排除したり差別しているわけではなく、放送するための物理的な接続環境が整っていればいつでもマイク説明を行う準備がある』と表明していますが、ベルナベウに足を運ぶマドリーのサポーターだけが、この画期的な恩恵を受けられないという不条理な状況が継続しています。 (via SPORT)

開幕戦の相手エスパニョールの闘志とマドリードへの対策プラン

対戦相手であるエスパニョールは、初戦でレバンテを3対0で撃破し、絶好のスタートを切って意気揚々と白い巨人をRCDEスタジアムに迎え撃ちます。

エスパニョールの指揮官マノロ・ゴンザレス監督は、マドリーへのリスペクトを示しつつも、一切の恐怖を感じていないことをメディアの前で表明しました。『相手への敬意は常に持っているが、恐れる必要など全くない。マドリーには世界最高、そしてサッカー史上最高の監督の一人であるモウリーニョが就任し、強力なスカッドを誇っている。だが、私たちはホームの圧倒的なサポーターの後押しを受け、ピッチ上の全員が100パーセント以上の力を出して戦う。特にエムバペとヴィニシウスの二人への対策は、個人のマークではなく、11人全員で団結して97分間の試合時間すべてをコンパクトに守り切ることだ。マドリーはスペースを見つけて走らせたら世界一の破壊力を持っており、一瞬で命取りになる』と、徹底したチーム守備とカウンターでの奇襲プランを明かしました。

また、エスパニョールの主力ミッドフィールダーであるウルコも、『マドリーの中盤は極めて強固だが、自分たちも強みを持っており、ホームで必ずジャイアントキリングを起こして勝ち点3を奪い去る。相手に立ち向かうためには、100パーセントではなく110パーセントの限界を超えたインテンシティが必要だ』と強い決意を語っています。 (via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

新生モウリーニョ体制の下で劇的な血の入れ替えを敢行したレアル・マドリードは、ディオマンデやダンフリース、コナテ、ククレジャ、ベルナルド・シウバといった豪華絢爛な新戦力を擁し、今夜のエスパニョールとの開幕戦でオフィシャルな再デビューを飾ります。怪我人や規律リークの過去を完全にリセットし、スター軍団が一丸となって王座奪還へと邁進する姿から目が離せません。