ダニエル・バンジャキ(ベンフィカ)バルサが18歳右SBの獲得調査を再開

ベンフィカに所属する18歳のポルトガル人右サイドバック、ダニエル・バンジャキに対し、FCバルセロナが来夏の獲得に向けた調査を再開しており、現在は関心を示す段階にある。ヨーロッパの強豪クラブから大きな注目を集める若手実力者だけに、バルセロナの今後の補強戦略において目が離せない存在となっている。

バルセロナのスポーツ部門は、昨シーズンにベンフィカのトップチームで台頭したバンジャキの能力を高く評価し、早い段階からスカウティングを行っていた。しかし、リスボンの強豪であるベンフィカ側はすぐさま流出阻止へ動いた。2031年までの長期契約を結び直すとともに、契約解除金を8000万ユーロという巨額の金額に設定したため、バルセロナ側は短期的な獲得検討を一度見送った経緯がある。

ところが、バンジャキが今シーズンも順調にトップチームで成長を遂げる中で、バルセロナは再び彼の動向を調査リストへと戻した。移籍専門ジャーナリストのエクレム・コヌールによれば、バルセロナだけでなく英プレミアリーグのニューカッスルやマンチェスター・ユナイテッドも、来夏の移籍市場での獲得を目指して情報収集を行っている。

ベンフィカ側は、3500万ユーロから4000万ユーロ程度の提示があれば交渉に応じる構えを見せている。ただし、今シーズンの活躍や個人の成長次第では、要求額が5000万ユーロまで引き上げられる可能性を残している。バンジャキ自身は今季トップチームで6試合に出場し、プレイ時間は計416分を記録しているが、その将来性とクオリティはすでに高く評価されている。

一方で、バルセロナがすぐさま巨額の移籍金を投入して右サイドバックを獲得する可能性は低い。ハンジ・フリック監督のもとでは、エリック・ガルシアが同ポジションで安定したパフォーマンスを発揮して定着している。さらに、復調を目指すフランス代表のジュール・クンデが控えていることに加え、ジョアン・カンセロや下部組織出身のシャビ・エスパルトも機能できるため、現時点で層の薄さは感じられない。

デコスポーツディレクター率いる補強部門も、チームの質を確実に高める確定的な補強のみに資金を集中投入する方針を掲げている。過剰なリスクを避けるクラブの財務スタンスもあり、現段階でベンフィカとの直接的な接触には至っていない。

この動きが示すのは、バルセロナが財政再建を進める中でも、将来を見据えた若手有望株のスカウティング網を緩めていないということだ。即座の補強には動かずとも、市場価値の変動や他クラブの動きを注視し、最適な獲得機会を狙う戦略が窺える。

今後の注目点は、今シーズンのバンジャキの出場機会が増加し、ベンフィカの提示額がどのように変化していくかだ。(via SPORT)