試合結果
第37節、ラージョ・バジェカーノは本拠地バジェカスでビジャレアルと対戦し、2-0で勝利を収めました。試合開始早々、ビジャレアルは高い位置からの激しいプレスでラージョを苦しめます。18分にはセルジ・カルドナがペナルティエリア手前から強烈なミドルシュートを放ちましたが、これはGKアウグスト・バジャがパンチングでなんとか防ぎました。さらに20分にはカルドナの左サイドからの鋭いクロスが右ポストをかすめるなど、ラージョは序盤から冷や汗をかく展開を強いられました。しかし、ウナイ・ロペスとオスカル・トレホが中盤でゲームのリズムを作り始めると、徐々にラージョが主導権を握るようになります。そして28分、アンドレイ・ラティウからのスルーパスを受けたセルヒオ・カメージョがディフェンダーを振り切り、コースを突いたシュートでGKアルナウ・テナスを破って先制点を挙げました。ゴール直後、カメージョはトレホの元へ駆け寄り、この重要なゴールを彼に捧げています。後半開始直後の47分には、ビジャレアルのビルドアップのミスを見逃さず、ボールを奪ったトレホが左サイドのアレマオへパスを送ります。アレマオは飛び出してきたGKアルナウの頭上をふわりと越える見事なループシュートを決めてリードを広げ、彼もまたトレホにゴールを捧げました。試合終盤にはフラン・ペレスがGKと1対1の決定機を迎えましたが、シュートはクロスバーを越えて惜しくも3点目とはなりませんでした。この勝利により、ラージョは来季の欧州カップ戦出場に向けた望みを最終節までつないでいます。⚡️⚽️
(via Mundo Deportivo)
(via Estadio Deportivo)
オスカル・トレホ
この試合は、今季限りでの退団が決まっているアルゼンチン人MFオスカル・トレホにとって、バジェカスでのラストマッチとなりました。試合開始からわずか8分、スタンドからは彼を称えるチャントが響き渡り、本人は感極まる様子を見せながらも懸命にプレーを続けました。後半20分過ぎ、ペドロ・ディアスと交代してピッチを退く際、試合は完全にストップしました。ラージョのチームメイトやコーチングスタッフだけでなく、対戦相手であるビジャレアルの選手たちも加わってパシージョ(花道)が作られ、スタンドからの割れんばかりの拍手喝采の中、トレホはベンチへと下がっていきました。試合終了後には、ラージョの選手全員が背番号8に赤い斜め線が入った特製Tシャツを着用し、彼を胴上げしてその功績を称えました。その後、トレホは家族とともにピッチを一周し、愛するクラブとファンに最後の別れを告げています。😭👏
(via ElDesmarque)
(via Mundo Deportivo)
監督コメント
試合後、イニゴ・ペレス監督は退団するオスカル・トレホについて惜しみない賛辞を送りました。指揮官は選手たちに対し、試合前に『トレホと一緒に過ごした最初の瞬間を思い出してほしい。みんな、彼からのサポートと献身の言葉があったことで一致したはずだ。今日は彼のようにプレーする日だ。サッカーの面で彼と同じようにプレーするのは難しいが、結果や他のすべてのことを忘れて、彼の精神でプレーしよう』と熱いメッセージを伝えていたことを明かしました。さらに、指揮官は『もしこの街全体が彼に尽くしているのだとすれば、それは決して偶然ではない。誰も見下すつもりはないが、私にとって重要なのは、どのように物事を成し遂げるかということだ。私たちがここにやって来たとき、彼はすでにいて、長い間ここに貢献してきた』と語り、その姿勢を高く評価しています。また、メディアに向けても『彼なしでは不可能だった。彼を過大評価するために言っているのではなく、事実だからだ。どの選手も彼のことを良く言うだろうし、それは中々見つからないことだ。誰もが彼を一緒にプレーした中で最高の選手だと言うだろうし、ファンは彼を歴史上最高の選手だと言うだろう』と、クラブにおける彼の絶大な影響力を称賛しました。🗣️💙
(via MARCA)
監督人事
イニゴ・ペレス監督の来季の去就に大きな注目が集まっています。ビジャレアルはマルセリーノ・ガルシア・トラル監督の退任を確認しており、その後任としてイニゴ・ペレスに狙いを絞っている状況です。この契約は、ラージョ・バジェカーノが控えるUEFAカンファレンスリーグ決勝戦が終了した後に正式発表される見通しとなっており、ラージョは移籍市場で新たな指揮官を探さなければならない可能性が高まっています。試合前には、ビジャレアルの次期監督候補とされるペレス監督と、退任するマルセリーノ監督が親しげに抱擁を交わす場面があり、大きな話題を呼びました。ラージョからの契約延長オファーに対してまだ返答していないペレス監督は、自身の未来について『このファンに対して感じている恩義を返すのは難しい。なぜなら、彼らは私をバジェカスの子であるかのように感じさせてくれ、日が経つにつれてその恩義は大きくなっているからだ。感謝の気持ちを表す言葉は見つからない。ただ、身を粉にしてそれに応えようとするだけだ』と語りました。しかし同時に『私はここに4年いて、そういった感情を抱いているが、これが非常に心身をすり減らすものだということも忘れてはならない。ラージョの監督になるには多くのことが必要だ。他のクラブと同じように異なる種類のエネルギーが必要だが、ここではそのエネルギーを緊急かつ迅速に回復させる必要がある。決断と熟考には時間がかかるものであり、私は今その熟考の過程にある』と複雑な胸中を吐露しました。続けて『ロッカールームやスタンドで今手にしているものを、二度と手にすることはできないと自覚している。これは経験した者なら誰でも分かることだ。ここで見た最も純粋な感情であり、他のスタジアムでは経験したことのないことをここで経験した。しかし、プロセスは熟考し、考えなければならないものであり、私たちは今その最中にいる』と述べ、ラージョ退任を強く示唆しています。👔⏳
(via MARCA)
(via ElDesmarque)
欧州カップ戦
第37節を終え、ラージョ・バジェカーノは勝ち点47で8位につけています。7位のヘタフェとは1ポイント差であり、最終節で逆転してUEFAカンファレンスリーグの出場権を獲得する可能性を残しています。データ分析による確率では、ヘタフェが33%、ラージョが27%(別のビッグデータ予測ではラージョの8位フィニッシュ確率が35.1%)と予測されています。カンファレンスリーグ出場権を獲得するための条件として、ラージョはすでに残留を決めているアラベスと敵地メンディソロサで対戦し、勝利を収めた上で、ヘタフェがオサスナ戦で引き分け以下に終わる必要があります。また、ヘタフェとの直接対決の成績(ゴール・アベレージ)で上回っているため、ラージョが引き分け、ヘタフェが敗れた場合でも7位に浮上できます。ただし、両者が勝ち点48で並んだ場合、勝ち点46のバレンシアがバルセロナに勝利すると勝ち点49となり、両者を追い抜いてしまうため、メスタージャでの試合結果にも注意を払う必要があります。さらに、ラージョは現在カンファレンスリーグ決勝への進出を控えており、5月27日に行われるクリスタル・パレスとの決勝戦で勝利して優勝を果たせば、来季はストレートでUEFAヨーロッパリーグに出場できる権利を得ます。ただし、ラージョがカンファレンスリーグで優勝し、かつリーグ戦を7位で終えた場合、スペインのカンファレンスリーグ出場枠が1つ消滅することになります。これは2020-21シーズンにビジャレアルがヨーロッパリーグで優勝し、リーグ戦を7位で終えた時と同じ特殊なケースとなります。🌍🏆
(via ElDesmarque)
(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
バジェカスの伝説オスカル・トレホの感動的なお別れと、欧州への夢をつなぐ快勝が交差した1日でした。イニゴ・ペレス監督の去就や最終節の結果次第で、クラブの未来は大きく変わる激動の時を迎えています。






