元名スカウトが明かすアトレティコ育成の裏側

かつてアトレティコ・マドリードの下部組織でアストゥリアスおよびカンタブリア地域のスカウトを務めていたダニエル・モロ・サエンス氏が独占インタビューに応じ、育成年代におけるスカウティングの極意とクラブのリアルな裏側を明かしました。モロ氏はアトレティコ時代、パブロ・トーレをはじめ、現在アトレティコに所属するイ・ガンイン、エルチェのヘルマン・バレラ、ルカス・ロメロ、そしてニコ・ウィリアムズといった数々の輝かしい才能をいち早く見出し、評価してきた実績を持ちます。

モロ氏はアトレティコでのキャリアを振り返り、『アトレティコ・マドリードというトップレベルのクラブの組織内で日々情報交換を行い、指示に従って動いたことで、本物のスカウトとしての手腕と組織的知識を磨くことができた』と感謝を口にしました。

スカウティングにおける最もありがちな間違いとして、モロ氏は『育成年代での体格や身長などの物理的要素を過大評価すること』を挙げました。年齢があがるにつれて周囲のフィジカルが追いついた時、技術やメンタル、戦術理解度の低さが致命的な欠陥になると警告しています。

また、「クラブは本当に下部組織を大切にしているか」という問いに対し、モロ氏は『実際には大切にされていない。プロの世界は即効性が全てであり、トップレベルのクラブでは若い選手が適応して活躍するまで1〜2年も待つ余裕がない。資金力があれば、育成よりも移籍市場で即戦力を獲得することを選んでしまうのが現実だ』と持論を展開しました。

さらに14〜15歳の段階でプロになれるかを見極める最大のポイントとして『技術やフィジカル以上に、メンタルの強さ、置かれた環境、そして控えに回されたり怪我をした時に跳ね返す反骨心が最も決定的な要素になる』と解説しました。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

代表ウィーク中でありながら、パブロ・バリオスの実戦トレーニング再開やマルコス・ジョレンテの熱いメッセージ、589日ぶりの2位浮上など、アトレティコ周辺はポジティブなニュースと話題に満ちています。10月10日のアラーベス戦に向け、チームは最高の状態で準備を進めています。