イェレマイ・エルナンデスを巡るハル・シティとの極秘交渉と移籍市場戦略の急激な方向転換

デポルティーボ・ラ・コルーニャは、移籍市場の最終盤において、チーム最大の宝石である23歳のU-21スペイン代表ウイング、イェレマイ・エルナンデスを巡る極めて緊迫した事態に直面しています。

昨シーズンのセグンダ・ディビシオン(2部)で11ゴール10アシストをマークし、1部昇格への最大の原動力となったイェレマイに対し、イングランド・チャンピオンシップ(2部)のハル・シティが獲得に向けて常軌を逸した猛烈なプッシュを開始。ハル・シティのオーナーであるアジェン・イリジャリ氏は、イギリスの公共放送BBCの取材に対し、以下のように交渉が非常にポジティブな段階にあることを興奮気味に告白しました。

『交渉は本当に難しいレベルにあります。しかし、現在私たちは非常に前向きでポジティブな地点に到達している。彼はまだ極めて若いプレイヤーであり、今回のイングランドへの移籍は彼のこれまでの生活を劇的に一変させるような、人生における最大の決断となる。だからこそ、彼は自分がこれから向かう場所が一体どのような環境なのかをすべて把握したがっています。3〜4日中にこの交渉を合意へと着地させられるかどうか、運命の決断が下されるでしょう。もしこれが実現すれば、ハル・シティというクラブの歴史における最高額の移籍金(クラブレコード)を塗り替えるのは間違いありません。デポルティーボとの間で細かい取引をまとめる必要がありますが、イェレマイ本人はプレミアリーグ挑戦の夢を抱いて移籍を熱望しています。これは彼のプロ人生そのものをかけた極めて重い決断です』。

イェレマイとデポルティーボの現行契約は4年間残されており、1部昇格に伴って設定されたバイアウト条項(契約解除金)は1億3000万ユーロ(約130M€)という巨額なものに跳ね上がっています。デポルティーボのクラブ情報筋は、現時点でハル・シティ側からの正式な書面によるオファーは受け取っていないと主張しているものの、交渉は水面下で驚異的なスピードで進んでおり、今週末にもその去就が確定する見通しです。

恥骨の怪我(グロインペイン)により開幕戦のエルチェ戦を欠場したイェレマイですが、木曜日にはアベゴンドでの全体練習を他のメンバーとともに元気に消化。月曜日のマラガ戦での1部デビューの可能性を残しつつも、このエース流出の危機を受け、スポーツディレクターのフェルナンド・ソリアーノ氏は、移籍市場閉幕に向けた戦略の抜本的な変更を強いられています。(via ElDesmarque)

昨季の2部得点王セルヒオ・アリバス獲得に向けた動きとアルメリアが仕掛ける防衛策

エースのイェレマイ・エルナンデスを失うという最悪のシナリオに備え、デポルティーボのスポーツディレクションを率いるフェルナンド・ソリアーノ氏は、すでに極めてクオリティの高い代替案を確保すべく市場で動き出しています。

そのターゲットとして浮上したのが、昨シーズンのセグンダ・ディビシオンにおいて驚異的な活躍を見せて得点王(ピチーチ)に輝いた、UDアルメリアに所属する天才ミッドフィルダー、セルヒオ・アリバスです。

アリバスはアルメリアと2029年6月までの長期契約を保持しており、獲得に伴う移籍金(バイアウト)は約2500万ユーロ(約25M€)という極めて高額なレベルに設定されています。これは、イェレマイのミリオン売却によって金庫に巨額の補強資金がもたらされない限り、現在のデポルティーボにとっては財務面(サラリー上限)の観点から絶対に手が出せない、不釣り合いな高額ディールです。さらに、アリバスの溢れる才能に対しては、ポルトガルの名門ベンフィカやオランダの巨人アヤックスといった欧州トップクラスのクラブも獲得に関心を示しており、極めてタフな争奪戦が展開されています。

この動きと並行し、アルメリア側も中盤の防衛・補強対策を迅速に進めています。アルメリアは、デポルティーボも今夏アプローチをかけていたレアル・マドリードの若きクリエイティブMFマヌエル・アンヘルの完全移籍獲得を最終段階まで押し進めました。このオペレーションには、アルメリアのガルシア・ピミエンタ監督による熱烈な要望が決定的な鍵となっており、完全移籍という形で白い巨人から若き逸材を引き抜くことに成功。アルメリアはこれにより、アリバスの流出に備えつつ中盤のプロファイルを多様化する防衛スキームを完了させています。(via ElDesmarque)

アントニオ・イダルゴ監督が熱望するセンターバック補強とアダマ・トラオレ獲得の難航

チームを率いるアントニオ・イダルゴ監督は、1部リーグの過酷な戦いを生き抜くために、現在のファーストチームのスカッドには依然として重大なピースが欠けていると警鐘を鳴らし、さらなる補強をフロントに強く要求しています。

監督が最優先事項として掲げているのが、ディフェンスラインのセンターバックの補強です。CBの層は現在、悲鳴を上げるほど極めて薄く、1部の強力なストライカー陣と対峙するためにはもう1枚の実力派センターバックの確保が絶対的に不可欠。

さらに、攻撃陣の「王冠の宝石(最後の仕上げ)」として、かつてFCバルセロナやイングランドのプレミアリーグで圧倒的なスピードとドリブルを誇った、アダマ・トラオレの獲得を水面下で模索(打診)していたことが判明しました。しかし、トラオレの要求する極めて高額な年俸パッケージは、デポルティーボの現在の財政の上限をはるかに逸脱しており、さらにトラオレ自身もイングランドでのプレー続行を最優先のプライオリティとして挙げているため、経済的に到底実現が不可能な、非常に困難なディールとなっています。(via ElDesmarque)

ノエ・カリージョの約2ヶ月の長期離脱に伴う中盤の緊急補強論争と補強プロファイルの謎

今シーズンのデポルティーボの攻撃のアクセントとして大きな飛躍が期待されていた、カンテラ出身の若き生え抜きミッドフィルダー、ノエ・カリージョを襲ったアクシデントが、クラブの補強ロードマップをさらに複雑にしています。

カリージョは、プレシーズン中のトロフェオ・テレサ・エレーラにおけるレアル・マドリード戦という最高のテストマッチで先発メンバーに抜擢されたものの、開始わずか20分で足を痛めて無念の負傷交代を余儀なくされました。クラブから公式なメディカルレポートは発行されていないものの、カリージョは約2ヶ月もの間、完全にピッチから離れる長期離脱を強いられる見通しです。

この不測の負傷劇に伴い、フロントは中盤にさらなる新戦力を追加する可能性について検討を余儀なくされています。しかし、獲得すべき中盤の「プロファイル(特性)」を巡り、クラブ内部や熱狂的なサポーターの間で激しい論争が沸き起こっています。

一部のファンは、2列目のタレントあふれるアタッカー陣にピッチ上で最高の「バランスと調和」をもたらすため、強固な守備強度を備えた「ピヴォット(アンカー・防波堤)」の獲得を急ぐべきだと主張。もう一方のセクターからは、チームの攻撃を根底から構築し、決定的なパスワークでゲームを支配できる、より創造的でクリエイティブな「セントラルミッドフィルダー」を連れてくるべきだという意見が投げかけられており、移籍期限までの判断に注目が集まっています。(via ElDesmarque)

容赦なき余剰戦力整理!パティニョ、ジョセ・アンヘル、エリック・プエルト、ダニ・バルシアの非情なる放出

スポーツディレクターのフェルナンド・ソリアーノ氏は、新規登録のためのサラリー上限にスペースを作り出し、チームをクリーンにするため、アントニオ・イダルゴ監督の今シーズンの構想から完全に外れた4名の選手たちの売却・契約解消の手続きを極めて冷徹に進めています。

その対象となっているのが、パティニョ、ジョセ・アンヘル、ダニ・バルシア、そしてエリック・プエルトの4人です。

1. チャーリー・パティニョ:

2024年に多大なる興奮と期待を背負って加入したものの、今夏のフレンドリーマッチ終盤からイダルゴ監督の信頼を完全に失い、開幕戦でもメンバーから除外。ドイツ2部のボーフムへの期限付き移籍(ローン)の交渉が急速に進んでおり、現在は暫定的にリーガへの選手登録はあるものの背番号は剥奪され無印のまま、ア・コルーニャからの出発を待っています。

2. ジョセ・アンヘル:

パティニョ同様、仮登録こそあるものの、昨季まで背負っていた背番号「20番」を完全に剥奪されて空き番号とされ、戦力外であることが公に証明されました。それでも、アベゴンドでの練習に毎日完璧なプロ意識で取り組み、同僚たちを最大限にサポートする姿勢に対し、イダルゴ監督は次のように称賛を贈りました。

『彼が日々どれほどハードに練習に取り組み、チームの同僚たちを助けているか。その並外れた姿勢は、本当に彼の素晴らしいプロフェッショナリズムを物語っています。ジョセは、まさに最高のプロフェッショナルの鏡であり、その献身は深く称えられるべきだ』。

3. ダニ・バルシア:

2011年のプレベンハミン(最年少カテゴリー)に入団して以来、アベゴンドで育ち、ユース全国王者の栄誉も獲得した生え抜きの逸材。2023年2月に2028年までの契約延長に署名しているものの、ア・コルーニャを離れて他クラブで十分な武者修行を積ませるため、今夏のレンタル放出が確定。

イダルゴ監督はエルチェ戦の前に『ダニとはここ数日、本音で率直な話をした』と明かし、開幕戦の招集から除外してスタンドの grada(VIP席)へ送りました。バルシアの序列は現在アルナウ・コマスの後塵を拝しており、バルシアにとってはプロキャリアにおいてCorunaの街を離れる初めての経験となります。

4. エリック・プエルト:

チームの第4ゴールキーパー。今夏の最初の段階から売却または移籍が既定路線とされていたものの、未だに新天地が見つかっていない唯一の選手。4名の中で唯一、ファーストチームとしてリーガに登録すらされておらず、クラブは契約解消(契約解除)、あるいは期限付き移籍(昨季はマルベージャでプレー)の道を模索し、交渉を急ピッチで進めています。(via AS)

ピエール=エメリク・オーバメヤンの衝撃デビューとア・コルーニャのストリートで見せた美しい絆

今夏のスペインの移籍市場における、最大級の衝撃とサプライズとしてデポルティーボに電撃加入したピエール=エメリク・オーバメヤン。開幕のエルチェ戦において、見事なコントロールショットを叩き込み、一瞬にしてチームに貴重な勝ち点1を呼び込む劇的なデビューを飾りました。

一瞬にしてサポーターから「Aurameyang(オーラメヤン)」の愛称で愛される絶対的エースとなったガボン代表ストライカーは、ピッチの上だけでなく、ア・コルーニャのストリートにおいても、市民たちの心を完全に鷲掴みにする美しいジェスチャーを披露しました。

ア・コルーニャの美しいプロムナード(遊歩道)沿いに位置する伝説的な polideportivo(スポーツセンター)「ラ・ソラーナ(La Solana)」を散策していたオーバメヤンは、そこでたまたまフットボール7のパチャンガ(即席の草サッカー)でボールを追いかけていた地元の少年たちの輪に、何のためらいもなく笑顔で飛び入り参加。

超一流のワールドクラスのプレイヤーが、地元の少年たちに交じってゲームを楽しみ、最後は1人の子供に対して完璧な極上のラストパスを配備してゴールを決めさせるという、信じられない魔法の瞬間をプレゼントしました。その場にいた子供たち、および居合わせた市民にとって、このサプライズと魔法の夜は一生消えることのない最高の宝物となりました。(via Mundo Deportivo / MARCA)

選手たちを襲う不当な圧力と強要行為!フアン・カルロス・エスコテット会長が率いるフロントによる厳格な法的措置

ピッチの上で1部復帰の興奮が広がる一方、ピッチ外においては選手たちの名誉と安全を脅かす極めて深刻なピッチ外の問題が発生し、デポルティーボ・ラ・コルーニャの役員会は強い憤りを示す公式抗議声明(Comunicado)を発表しました。

問題となっているのは、デポルティーボの特定の選手たちが、一部の熱狂的なファンやサポーターグループから、SNS、プライベートのメッセージアプリ、さらには対面での接触を通じて、フットボールや個人のプロとしての仕事とは全く無関係な「スポーツ外・フットボール外の極めてプライベートな事項に関し、特定のスタンスを表明・公表し、サポーター側の要求に同調せよ」という、執拗な圧力、脅迫、および度重なる侮辱行為に晒されている事実です。

フアン・カルロス・エスコテット会長が率いるクラブの経営陣・リーガル部門は、これらの悪質な強要行為を示す決定的な証拠をすべて厳重にドキュメント化し、クラブの法務部に提出。選手たちのプロフェッショナルな尊厳と、個人としての私生活・プライバシーを守るために、いかなる強硬な法的手段も辞さない断固たる対抗措置をとることを発表しました。

さらに、月曜日のエルチェ戦前のピッチ上でのウォーミングアップ中、特定のサポーターグループが陣取るスタンドの一角から、ピッチで調整を行う選手たちに向かって「直接繰り返し汚い言葉や侮辱を浴びせ、圧力に屈してサポーター側の主張を公の場で意見表明せよ」と執拗に脅迫していたことも報告。デポルティーボはこの非道な行為を決して容認しないと誓いました。(via ElDesmarque)

月曜日の夜に激突するマラガCF戦に向けた展望と最新のメンバー状況

開幕のエルチェ戦を1-1の引き分けで終えたデポルティーボ・ラ・コルーニャは、8月24日の月曜日21時30分から、敵地エスタディオ・ラ・ロサレダに乗り込み、マラガCFとの第2節(今節の最終ゲーム)に挑みます。

共に歴史的な伝統を誇り、今シーズン揃って1部の舞台へと帰ってきた宿命のライバル同士の激突であり、ラ・ロサレダのスタンドは凄まじい熱量とプレッシャーでチームを歓迎することが確実です。アントニオ・イダルゴ監督は、エルチェ戦で得たポジティブな感触をさらに引き上げ、敵地から今季最初の勝ち点3を強奪しにいく構えです。

チームの戦力状況は、負傷した中盤のノエ・カリージョが約2ヶ月の戦線離脱を余儀なくされるため、引き続きメンバーから外れることが確定。さらに、放出の手続きが進められているパティニョ、ジョセ・アンヘル、およびダニ・バルシアの3名は今回の遠征招集メンバーのリストからも完全に除外されており、ア・コルーニャに留まって移籍交渉を続けています。

一方で、最大の朗報は、恥骨の怪我から驚異的なスピードで回復を遂げたU-21代表のイェレマイ・エルナンデスが、今週木曜日の全体練習を完璧なインテンシティで消化していることです。ハル・シティとの極秘移籍交渉が進んでいるものの、月曜日のマラガ戦でファン待望の1部デビューを飾る可能性を十分に残しています。

そして前線の1トップには、開幕戦で劇的なデビューゴールをマークし、ア・コルーニャの街でも少年たちに魔法をかけた絶対的エース、ピエール=エメリク・オーバメヤンがスターティングメンバーとして君臨。マラガの堅牢な守備陣を破壊し、最初の勝ち点3をア・コルーニャのサポーターに届けるための準備は完璧に整っています。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

デポルティーボ・ラ・コルーニャは、ピッチ外において一部サポーターから選手への不当な圧力・脅迫行為に対し、エスコテット会長主導のもとで厳格な法的措置をとるという極めて強硬な抗議姿勢を表明しました。移籍市場の最終盤においては、ハル・シティとの間で交渉が大詰めを迎えているイェレマイ・エルナンデスの去就に伴い、ソリアーノSDがセルヒオ・アリバス獲得を視野に入れた市場戦略の抜本的な変更に乗り出しており、不要戦力の整理も含めピッチ外のマネーゲームは最高潮に達しています。パティニョらの除外やカリージョの2ヶ月の負傷を乗り越え、チームは月曜日のマラガとの大一番に向けて、イェレマイの復帰の兆しと、開幕戦でサポーターを魅了したオーバメヤンを中心に、完全に一体となってラ・ロサレダでの今季初勝利のみを狙っています。