ラヨ・バジェカーノ
146日ぶりとなる本拠地スタジアムへの帰還を果たしたラヨ・バジェカーノでしたが、アスレティック・ビルバオとの一戦は前代未聞の暴動劇により前半26分で打ち切り・無期限延期という最悪の結末を迎えました。試合は前半7分にセルヒオ・カメジョの崩しからアルバロ・ガルシアがネットを揺らすもオフサイドで取り消され、11分にはホルヘ・デ・フルドスの決定的なシュートを相手GKウナイ・シモンが阻止するなど熱い立ち上がりを見せていました。
しかし13分、ラウル・マルティン・プレサ会長の経営陣に猛反発するサポーター集団(ブカネロスやウルトラ勢)が陣取るスタンドから、「プレサ、去れ!」の合唱とともにメッセージが印字された大量の紙飛行機、プラスチックボール、さらにはパイプ椅子までもがグラウンドへ次々と投げ込まれました。主審のサンチェス・マルティネスが3度にわたって試合を中断し、オスカル・バレンティン主将らがスタンドへ自粛を直訴するも混乱は収まらず、最後は機動隊が出動する事態となり試合中止が決定しました。
クラブ側は直後に公式声明を発表し、『これは一部の過激派グループによって緻密に計画されたテロ的行為であり、クラブや選手、大多数のファンの権利を著しく害するものだ』と強烈な言葉で非難しました (via MARCA)。
アスレティック・ビルバオ
敵地バジェカスに乗り込んだアスレティック・ビルバオでしたが、ピッチ外の混乱に完全に巻き込まれる格好となり、不戦勝や試合成立とならないまま消化不良の撤退を余儀なくされました。試合序盤、ウナイ・シモンが素晴らしい反応で相手の決定機を阻止するなど集中した入りを見せていましたが、相次ぐ物体の投げ込みによってプレーが中断されました。
選手たちはウォーミングアップを続けながら再開の指示を待ちましたが、現地警察の安全確保が不可能との判断により前半26分で試合打ち切りが決定。アスレティックにとっては、今シーズン早くも3度目となる試合延期という異例の災難に見舞われる形となりました。チームは試合不成立の確認を受けた後、夜のうちにそのままビルバオへと戻る対応を余儀なくされています (via Mundo Deportivo)。