ローマ戦の苦戦と舞台裏:ヴィニシウス・ジュニオールのミスとガスペリーニの右サイド集中攻撃を明かす

CLローマ戦での劇的な逆転劇の裏で浮き彫りになった課題について、モウリーニョ監督が舞台裏を明かしました。ヴィニシウス・ジュニオールが苦戦した最大の要因について『ローマ戦で彼が苦戦した主犯はガスペリーニ監督だ。我々の右サイドばかりから集中的に攻撃を仕掛け、ククレジャとヴィニシウス・ジュニオールに対して3人の選手をぶつけてきた。監督としてポジション変更のメッセージを伝えるのは非常に難しかった』と説明。

さらに、試合がコントロールされていた時間帯の失点について『後半には相手の右サイド攻撃を抑え込み、試合は落ち着いていた。それだけに2失点目の取られ方には苛立った。マンチーニやエンディカといった相手DFが前に食いついてくるビルドアップの局面では、ヴィニシウス・ジュニオールはボールを確実にキープするかファールを取るべきだった。だが失敗した。それでも問題はない。私は5人の選手を交代させた。それがサッカーであり、90分間200km/hのスピードでプレーし続けるのは難しい』と振り返りました。かかと落としの失敗からカウンターを浴びて追い詰められたヴィニシウス・ジュニオールですが、チームは終盤の怒涛の猛攻で逆転に成功しています。 (via SPORT / via AS / via MARCA)

功績主義(メリトクラシー)に異論!アルダ・ギュレルの成長評価とルーニンの努力を称賛

メディアから問われた「先発固定」や「功績主義(メリトクラシー)」の議論に対し、モウリーニョ監督が自身の持論を展開しました。ローマ戦で流れを変えた21歳のアルダ・ギュレルについて『彼はよく働いている。メディアは仕事の功績を認めるのが苦手なようだ。ネガティブなことには責任者を立てて叩き、ポジティブな結果は運や偶然のせいにする。アルダは非常に才能のある選手であり、幸いにもまだ完成品ではない。様々なポジションでプレーできる条件を備えており、非常に満足している』と称賛。

また、ローマ戦で途中出場し猛攻を仕掛けたエンドリッキらの活躍に触れつつ『10分間で7から10回のコーナーキックを誘発する怒涛の攻撃を見せた彼の功績だ。しかし「11人の先発だけが出場に値する」という考え方はおかしい。実際には15人から16人の選手がプレーする資格を持っている』と語り、控えGKのアンドリー・ルーニンについても『ルーニンも冗談抜きでプレーに値する。世界最高のキーパーであるティボー・クルトワと毎日競い合い、ポジティブな姿勢で練習している。これも功績主義だ。だがルール上、ふたりのキーパーを同時にピッチに出すことはできない』と強調しました。さらに『ローマで流れを変えた5人の途中出場組が明日の先発に値することには皆が同意するだろう。しかしでは、先発していたヤン・ディオマンデやククレジャ、バルベルデ、ジュード・ベリンガム、ムバッペはプレーに値しないというのか?それこそが監督の仕事の難しい部分だ』と苦悩を明かしました。 (via SPORT / via MARCA / via AS)