エルネスト・バルベルデ監督の退任とコメント

3期にわたり、クラブ史上最多となる公式戦504試合で指揮を執ったエルネスト・バルベルデ監督が、この試合を最後に退任した。来季の指揮を執らないことを既に明言しており、試合前には『想像もつかないだろう。いつものルーティンを続け、トレーニングをして試合に集中する。しかし、長年過ごした後、もう続けないのだと考える瞬間はある。穏やかに受け止めている』と心境を語っていた。

試合後の会見では万感の思いを口にしている。『504試合というのは大きな意味があり、人々の愛情を見られるのは満足だが、少し圧倒される。今日、私たちは皆別れを告げた。感動的だったし、キャプテンたちと私が話をして、そこで皆少し感傷的になった。これが最後だったし、意味のあるスタジアムでのことだった』。

不本意なシーズンを振り返り、『チャンピオンズリーグやコパ・デル・レイ準決勝を除けば、期待通りのシーズンではなかった。もっと上を期待していたが、いくつかの困難を乗り越えられず、それが私たちの借金となっている。リーグ戦は私たちにとっても、他の多くのチームにとっても良いものではなかった。終わることにとても感動しているし、去って一人のファンになる時が来たと思う』と総括した。

試合展開については、『暑さのせいでリズムがあまりなかった。彼らはすぐにリードを奪ったが、ハーフタイムには2-1で追いつくチャンスもあった。しかしその後、彼らは多くのクオリティを発揮し、ムバッペはどんな状況からでもゴールを決める。試合が終わった時、少し怒っていた。私たちが少しコントロールを失い、マドリーはふざけたことはしないからだ。敵陣にいてボールを持っているように見える時こそ、ボールを失い始める時だと話していたのだが』と分析し、『すべては色々なことの集大成だ。サッカーで勝つことは常に安心感を与えるし、負けた時は内面に苦さを抱え、慣れることがないためどんどん悪化する。常に最善を期待し、最悪の事態にも備える。それがサッカーだ』と締めくくった。

また、後任となるドイツ人指揮官エディン・テルジッチへのアドバイスを求められると、『私の言うことは聞かないことだ。私はあまり良いアドバイスはできないから。一番良いのは、このクラブが特別だということ。そして彼は到着した瞬間からそれに気づくはずだ』とエールを送った。

さらに、相手のダニ・カルバハルの交代時にビルバオの選手もパシージョ(花道)を作って敬意を示したことについては、『両チーム間で事前に話し合われていたわけではないが、ライバル関係があっても選手間には常にリスペクトがある。削り合いはあっても、リスペクトは常にそこに存在する』と称賛した。(via MARCA)