クラシコを巡る激しいクラブ政治と冷徹な緊張感

クラシコを前にして、クラブ内部および経営陣を取り巻く緊張感は過去最高レベルに達しています。カンプ・ノウでの直接対決で敗れれば、第7節終了時点とはいえ勝ち点差が9に広がり、タイトルレースで致命的な打撃を受けることになります。

さらにピッチ上の結果だけでなく、クラブの社会面への影響も深刻です。昨季5月に0-2で敗れてリーグ優勝を逃した際、フロレンティーノ・ペレス会長が『先日バルセロナに勝てなかったからという理由だけで、今や我々は殺されそうになっている』と漏らした通り、クラシコでの敗北はクラブの管理体制全体を揺るがす事態に直結します。昨季も最初のクラシコでのヴィニシウス・ジュニオールの交代抗議からチーム内に亀裂が走り、最終的にシャビ・アロンソ政権の崩壊へと繋がった苦い記憶が残っています。

フロント間の関係も完全に冷え切っています。ペレス会長とバルサのラポルタ会長は長年スーパーリーグ構想で提携していましたが、ネグレイラ事件の発覚を受けて2023年3月にレアル・マドリードが裁判手続きに参戦。ペレス会長はカンプ・ノウのボックス席への臨席をやめました。2026年1月にラポルタ会長が「関係は完全に破綻した」と表明し、2026年2月にバルセロナがスーパーリーグから脱退したことで両者のつながりは完全に潰えました。

ペレス会長は2025年総会でバルサ歴代会長による17年間の審判副会長への支払いを厳しく非難しており、この中断期間中にはレアル・マドリードが作成した500ページに及ぶネグレイラ事件の調査書類がUEFAに正式受理されたことが確認されました。ピッチ内外での激しい火花が散る中、モウリーニョ率いるチームは極限のプレッシャー下でクラシコへ臨むことになります。(via SPORT)

【本日の総括】

代表ウィーク明けに控える15日間5連戦とクラシコに向け、クラブ内外で緊張感が高まっています。A代表ではカルロス・エスピのデビューが持ち越されたものの、ダビデ・アンチェロッティが語る通りモウリーニョ監督の情熱と采配にチームの復権がかかっています。怒濤の連戦を乗り切り、宿敵バルサとの決戦に挑むマドリーの動向から目が離せません。