怒濤の試合展開と95分神セーブ
試合は終始気の抜けない緊迫した展開となりました。前半のアトレティコはパス回しのスピードが極めて遅く、デポルティーボの整った守備ブロックを崩せずに苦戦。逆にデポルティーボの10番イェレマイやマリオ・ソリアーノの素早いカウンターに脅かされ、27分にはイェレマイの危険なフリーキックのこぼれ球をロレンツォ・アマトゥッチに押し込まれそうになる絶体絶命の危機を招きました。この場面は守護神オブラクが足先で間一髪弾き飛ばし、失点を回避。前半30分を過ぎたあたりから、スタンドからは厳しいブーイングが飛び交う重苦しい雰囲気となりました。⌛️
アトレティコ前半唯一の見せ場は、右サイドに配置されたイ・ガンインの個人技でした。果敢なドリブル突破から相手DFをかわして放ったシュートや、強烈なミドルシュートでゴールを狙うも、惜しくも枠を捉えきれず。枠内シュート0本のまま前半を0-0で折り返しました。また、前半途中にはアレハンドロ・グリマルドが相手FWンソンゴとの接触で左膝を痛めてピッチに倒れ込み、ヒヤリとさせる場面もありました。
事態を重くみたシメオネ監督は、ハーフタイムに「Cholina」と呼ばれる熱い喝を入れ、動けていなかったパブロ・バリオスとアデモラ・ルックマンを下げてジュリアーノ・シメオネとル・ノルマンを投入。マルコス・ジョレンテを中盤へ押し上げるシステム変更を断行しました。この采配が劇的な効果を生み、後半開始わずか2分(47分)で前述のフリアン・アルバレスによる先制点が生まれました。⚡️
先制後もアトレティコはアレックス・バエナやハンツコの強烈なシュート、ジュリアーノの鋭いヘディングで追加点を狙い、70分には途中出場のセルロットの絶妙なラストパスからフリアン・アルバレスがGKと1対1を迎えるも、相手GKレオ・ロマンが顔面で防ぐスーパーセーブ。2点目が奪えないまま終盤を迎えると、追い詰めたデポルティーボが怒濤の反撃を開始しました。
アディショナルタイム4分(94〜95分)、右サイドを突破したアダマ・トラオレから絶好のラストパスが供給され、ゴール正面でフリーとなっていたデポルティーボのケビン・サンチェスが至近距離で合わせました。誰もが失点を覚悟した瞬間、ヤン・オブラクが驚異的な反応で見事にゴールライン上ギリギリでセーブ。間一髪で逃げ切り、冷や汗ものの勝ち点3を手にしました。 (via Mundo Deportivo)