プレシーズン最終戦アタランタ戦へのイタリア遠征と23名の招集リスト
アスレティック・ビルバオは、プレシーズン最後の親善試合に向けて金曜日にベルガモへ出発します。イタリアの強豪アタランタと対戦するこの一戦は、ボルトロッティ・トロフィーを懸けた重要な試合となります。
イタリアの地はチームにとって非常に良い記憶が残っている場所です。今年1月に開催されたチャンピオンズリーグにおいて、グルセタ、ニコ・セラーノ、ロベルト・ナバロのゴールによって0ー1の劣勢から見事な2ー3の逆転勝利を収めたのが、このベルガモのスタジアムでした。しかし、当時の指揮官は両チームともすでに交代しており、アタランタはマウリツィオ・サッリ監督が率い、ビルバオはエルネスト・バルベルデ監督の後を継いだエディン・テルジッチ監督がタクトを振るいます。
これまでのプレシーズン中、チームは多くの試合をこなしてきましたが、強豪との対戦は限られていました。ラ・リーガのライバルであるレーシングやセグンダのブルゴスに勝利したほか、同じくセグンダのエイバルと土壇場で引き分け、オリンピック・マルセイユに敗れました。そのほかの勝利は、デリオ、レイオア、セスタオといった下位カテゴリーのチームに対するものです。
8月22日のセビージャとのラ・リーガ開幕戦に向けた最終調整となるこの試合に向けて、テルジッチ監督は23名の選手を招集しました。
メンバーリスト:ウナイ・シモン、パディージャ、パレデス、イェライ、ベレンゲル、サンセ、イニャキ・ウィリアムズ、アレソ、ルイス・デ・ガラレタ、ユーリ、ハウレギサール、アダマ、マロアン、ニコ・セラーノ、ナバロ、プラドス、カナーレス、ヘレ、レゴ、ヨハネコ、リンコン、モンレアル、ジャロ。
月曜日に練習へ戻ったばかりの3人の世界王者のうち、今回の遠征メンバーに含まれたのは守護神ウナイ・シモンのみであり、ラポルテとニコ・ウィリアムズの2名はベルガモへは同行しません。 (via MARCA)
エディン・テルジッチ新監督によるチームへの変化と欧州復帰への挑戦
4シーズンにわたって指揮を執り、コパ・デル・レイ優勝やチャンピオンズリーグ出場権獲得といった輝かしい歴史をもたらしたエルネスト・バルベルデ前監督がチームを去ったことで、サポーターの間には一時大きな不安と不確実性が漂いました。しかし、新たに指揮官に就任したエディン・テルジッチ監督の存在が、その不安を大きな希望へと変えつつあります。
ドルトムントを率いて23/24シーズンにチャンピオンズリーグ決勝まで導いた後、2年間の休養を経てバスクの地へやってきたテルジッチ監督は、これまでのドイツでのやり方を一新しました。今夏のプレシーズンは遠方の遠征を避け、レサマの練習場の近くに留まってクラブ独自の哲学やアイデンティティを深く理解することに注力するローカルなアプローチを徹底しています。親善試合の後には、選手たちの細かいミスに対して容赦なく厳しい指摘を行うなど、勝利に妥協しない最高の要求を課しています。
今シーズンはチャンピオンズリーグではなくラ・リーガとコパ・デル・レイの2つの国内コンペティションに集中できる強みがあり、対戦相手にとってもテルジッチ監督の戦術システムはまだベールに包まれています。サン・マメスのサポーターとチーム、そして指揮官が完璧な信頼関係で結ばれれば、再びヨーロッパの舞台へ返り咲くこと、さらにはコパ・デル・レイの栄冠を再び手にする夢の現実も十分に可能です。 (via Estadio Deportivo)
19歳の超新星セルトン・サンチェスの残留と2つのチームを行き来する育成計画
レサマが誇る最大の至宝の一人として他クラブから熱烈な視線を浴びていた19歳のミッドフィールダー、セルトン・サンチェスの去就について、クラブは明確な決断を下しました。
今夏、彼のさらなる成長を目的とした期限付き移籍を希望する多くのクラブが獲得に動いていましたが、クラブのスポーツ部門とテルジッチ監督は交渉を完全に拒絶し、チームに残留させることを決定しました。
クラブが描く育成プランは非常にユニークです。セルトンをトップチームとセカンドチーム(ビルバオ・アトレティック)の2つの中間に位置づけ、日頃はトップチームの選手たちとともに練習を行ってエリートレベルのインテンシティを吸収させながら、試合ではBチームを助けさせつつ、必要に応じてトップチームの公式戦でも貴重な出場時間を与えるという方針です。これにより、若き至宝はプロとしての確実な一歩をクラブで踏み出すことになります。 (via ElDesmarque)
構想外のウナイ・ベンセドールが全体練習に合流し移籍先模索を継続
今夏の構想外であることを通達され、これまでレサマの練習場から離れて完全に個別でトレーニングを行っていたミッドフィールダー、ウナイ・ベンセドールが、水曜日に初めてチームの全体練習に姿を現しました。
2027年までの契約を保有しているベンセドールは、過去3シーズンにわたりエイバル、レーシング・サンタンデール、レバンテへと期限付き移籍を繰り返していました。新指揮官テルジッチ監督の構想には含まれておらず、クラブからは移籍先との交渉を進めるために個別練習の許可が与えられていました。火曜日にメディカルチェックを通過した彼は、水曜日から全体練習に合流してコンディションの維持に努めており、市場が閉まるまでの新天地決定に向けて交渉が続けられています。 (via ElDesmarque)
ダニ・ビビアンの回復遅れとユーリ・ベルチチェの全体練習合流
新シーズンの開幕が迫る中、守備陣の主力のコンディション状況に明暗が分かれています。
まず、左サイドバックの絶対的なレギュラーであるユーリ・ベルチチェは、火曜日の練習を個人的な調整のために欠席したものの、水曜日には元気にピッチに戻り、他のチームメイトたちとともにすべてのセッションを消化しました。
一方で、スペイン代表センターバックのダニ・ビビアンの回復は遅れています。プレシーズンの開始直後から、右足長内転筋の付着部損傷という非常に厄介な負傷に苦しめられており、今夏の7つの親善試合すべてにおいて1分もピッチに立つことができませんでした。水曜日のトレーニングにおいても、ビビアンは屋外のグラウンドに姿を現すことはなく、室内のジム施設でのリハビリ調整プログラムに終始しました。開幕戦への出場に向けて非常に厳しい時間との戦いが続いています。 (via ElDesmarque)
W杯王者の表彰セレモニーを控えてバスク代表公式化を求めるソシオ団体の熱い提言
8月22日にサン・マメスで開催されるセビージャとのラ・リーガ開幕戦において、クラブはスペイン代表として世界一に輝いたウナイ・シモン、ラポルテ、ニコ・ウィリアムズの3選手を試合前にピッチ上で大々的に表彰することを予定しています。また、この表彰式には元選手であり現代表監督であるルイス・デ・ラ・フエンテ氏もバルコニーに招待されるほか、U-19欧州選手権で頂点に立った女子チームのエレネ・グルトゥバイとツィアラ・ベガの2名も参加する予定です。
このイベントを前に、クラブのソシオによって構成される文化的・スポーツ的団体であるアスレティケン・アルデ・ブスティコ・ガラが公式声明を発表し、サポーターやクラブに対して熱い提言を行いました。
団体は、今回の世界王者に対する表彰について以下のように冷静かつ誇り高い姿勢を表明しました。
『私たちのチームから3人もの世界王者が生まれたことに対する称賛は個人の自由であり、拍手したい人は拍手を送り、沈黙を守りたい人は沈黙を守れば良い。しかし、私たちの愛するアスレティックの選手たちに対してブーイングや口笛を送るような真似は絶対にすべきではない』
一方で、ルイス・デ・ラ・フエンテ代表監督の出席については、過去のルビアレス前会長の不祥事の際に見せた拍手や沈黙による暗黙の支持を挙げ、以下のように指摘しました。
『元選手であるとはいえ、彼がかつて見せたあのような態度について、各自がしっかりと冷静に結論を出すべきだ』
さらに、団体はバスク代表がすべてのスポーツにおいて国際的に公式な代表として競争する権利を求めており、当日はスタジアムにバスク国旗を持ち込み、民主的かつポジティブな手段でこの正当な要求をアピールしようとサポーターに呼びかけました。同時に、相手や対戦相手国に対する過度な侮辱的チャントは、要求の正当性をメディアによって貶められる原因を自ら与えることになるとして、あくまで敬意とリスペクトに満ちた熱い抗議を行うよう警告しています。また、クラブに対しては、当日の電光掲示板に表示する映像や画像において、3選手が『アスレティック・ビルバオのユニフォームを着用している姿のみを映し出すべきだ』と強く提案しました。 (via MARCA)
【本日の総括】
アタランタとのプレシーズン最終戦に向けて23名のメンバーをベルガモに送り出すアスレティック・ビルバオ。エディン・テルジッチ新監督のもと、戦術の落とし込みと不要戦力の整理が進む中、カンテラの至宝セルトン・サンチェスの残留が決定するなど、将来の柱の育成も万全です。ビビアンの負傷やベンセドールの去就問題といった課題を抱えつつも、開幕セビージャ戦前に行われるW杯王者たちへの表彰イベントやバスク代表公式化を巡る熱い社会的な動向も含め、ビルバオの新たな船出への熱狂は日に日に高まりを見せています。
