オスカルソンの覚醒 久保建英のチャンスメイクを活かすマタラッツォ監督の新戦術
⚽ シーズン終盤、オッリ・オスカルソンが驚異的なペースでゴールを量産している。太ももの重傷や序盤の不振を乗り越え、全公式戦のプレー時間が1000分未満でありながら10ゴールを記録。約100分に1ゴールという素晴らしいアベレージを叩き出し、ファンからは愛情を込めたチャントが歌われるなど絶大な支持を集めている。
このアイスランド人ストライカーの覚醒は、ペレグリーノ・マタラッツォ監督の戦術変更がピタリと的中した結果である。監督はオスカルソンを最前線の基準点として固定し、ミケル・オヤルサバルをその少し後ろのライン間でプレーさせるシステムを採用した。オヤルサバルがカルロス・ソレールのように中盤と前線を繋ぐ役割を担いつつ、2列目からエリア内へ侵入することで、攻撃の流動性が劇的に向上した。バレンシア戦での3点目も、オヤルサバルの完璧なパスからオスカルソンが決めたものだ。
この戦術変更は、日本人エースの久保建英にも絶大な恩恵をもたらしている。以前の4-3-3システムでは前線の選手が流動的に動く必要があったが、オスカルソンがエリア内に留まることで、久保建英やセルヒオ・ゴメスがサイドからチャンスを作る際、エリア内の明確なターゲットを見つけやすくなった。これにより、久保が右サイドからシュートに繋がる決定的なパスを供給する場面が増加しており、自身の持ち味であるチャンスメイク能力が最大限に発揮されている。来季に向けても、久保とオスカルソンのホットラインには大きな期待が寄せられている。
(via ElDesmarque)