6月30日までの2000万ユーロの売却益ノルマと放出候補
ベティスのアンヘル・アロ会長が毎年12月の株主総会で説明するように、今季の予算にも6月30日までに2000万ユーロのキャピタルゲイン(売却益)を達成するというノルマが含まれています。昨季はヘスス・ロドリゲスのコモ1907への移籍や、ジョニー・カルドーゾのアトレティコ・マドリードへの売却によりこれを達成しました。カルドーゾの売却益は非常に大きく、アトレティコに700万ユーロを前借りさせてロドリゴ・リケルメの保有権100%を買い取らせ、その後半額を800万ユーロで買い戻すという芸当すら可能にしました。
現在、ベティスがチャンピオンズリーグに出場することで、この2000万ユーロの売却益ノルマはもう必要ないのではないかという声がありますが、それは完全に正しいわけではありません。確かにヨーロッパリーグではブラガに敗れ準々決勝で敗退しましたが、マーケットプールやチケット収入などで予算の2000万ユーロを上回る約2150万ユーロの収入を得ました。また、リーガ5位による賞金3150万ユーロ、来季のCLリーグフェーズ出場による1900万ユーロ(さらに勝利で+210万、引き分けで+70万のボーナス)の収入が見込まれますが、これらは来季の予算に影響するものであり、今季の帳尻合わせにはなりません。
会計上、一時的な赤字は翌年の黒字で相殺できるため、血眼になってセルジ・アルティミラなどを安売りする必要はありません。債権者会議の監視期間も終了しており、クラブ解散の危機などもありません。また、ノーベル・メンディのラージョ・バジェカーノへの買取義務(および転売時の20%の権利)など、特別な臨時収入も予定されています。
しかし、予算を黒字で締めることは、ラ・リーガのサラリーキャップ(サラリーリミット)の算出において非常に有利に働きます。来季のCLに向けた選手補強や年俸枠を最大化するためには、6月30日までに大型売却を行うことが極めて重要です。
そのため、すべての視線はセルジ・アルティミラに向けられています。マヌエル・ペレグリーニ監督の構想から外れつつあるこのカタルーニャ出身のピボーテには、スポルティングCPや、アイントラハト・フランクフルト、RBライプツィヒといったドイツ勢、さらにはイングランドのクラブから関心が寄せられており、クラブは2500万ユーロ以上を要求しています。
また、メキシコ、ブラジル、アルゼンチンのクラブからはネルソン・デオッサへの関心がありますが、本人は欧州残留を希望しており、1月にはベシクタシュが関心を示していました。プレミアリーグから関心があるエズ・アブデとナタン・デ・ソウザの売却には時間がかかると見られています。さらに、現在名前の挙がっていない隠し玉の選手に対し、W杯前に拒否できないような破格のオファーが届く可能性もあると見られています。 (via Estadio Deportivo)