アントニーの恥骨結合炎とW杯欠場、保存療法への決断

ベティスの攻撃を牽引するアントニーは、2025年12月から上部恥骨結合炎(グロインペイン)に悩まされていますが、手術を100%回避し、保存療法を継続する決断を下しました。アントニーの周囲は2月初旬の段階で『保存的な治療で非常に良い経過をたどっている。手術は100%除外されている』と断言していました。痛みを抱えながらも、エズ・アブデと共に強力なコンビを形成し、リーガ最終節を残して45試合14ゴール10アシストというキャリア最高のシーズンを送っています。

理学療法、股関節と体幹の筋力強化、電気治療、レーザー治療、徒手療法を組み合わせることで、シーズン終盤には痛みをほとんど感じないレベルにまで回復しました。カルロ・アンチェロッティ率いるブラジル代表のW杯メンバーから外れたことで、約1ヶ月の完全休養期間を得られることになりましたが、手術をしないという方針に揺るぎはありません。手術に踏み切った場合、順調に回復しても1ヶ月半から2ヶ月、合併症があれば最大4ヶ月の離脱となり、プレシーズンに重大な影響を及ぼすためです。

ベティス医療チームとアントニーは完全に合意しており、6月の最初の数週間は肉体的、精神的な休息のために故郷のブラジルへ戻り完全休養します。その後、専属リハビリトレーナーのフェルナンド・シウバとともに個人で負荷を徐々に増やし、7月第2週からグループ練習に合流する計画です。ブラジルの信頼する医師を訪ねて手術を検討するという憶測も流れましたが、そのような予定も存在しない医師もいないということです。

カルロス・アルカラスの担当医でもあるスポーツ整形外科医フアン・ホセ・ロペス・マルティネス氏は『恥骨結合炎が手術でしか治らないと断言することはできない。もちろん、痛みが慢性化すればするほど治療は難しくなり、手術に至る可能性は高まる。しかし、適切な予防トレーニングや強化を行えば手術を避けられる。痛みがあっても、血小板豊富な血漿の注射などの保存的治療で切り抜けることも可能だ』と解説しています。 (via Estadio Deportivo)