右サイドバックとウイングの致命的不足とトマ・ムニエの裏切り

今シーズンのバレンシアが直面している最も深刻で致命的な課題は、右サイドの選手が完全に枯渇していることです。現在、チームにはファーストチーム登録の純粋な右サイドバックが一人も存在していません。

この異常事態は、元々獲得がほぼ確実視され、ロン・ゴーレイCEOやコルベラン監督との間で口頭合意を完了させていたベルギー代表ディフェンダー、トマ・ムニエが土壇場でバレンシアを裏切り、より優れた契約条件と高額サラリーを提示したイングランドのサンダーランドへと電撃的に移籍したためです。ムニエは同日にサンダーランドでの先発デビューを果たして快勝を飾っており、この予期せぬ破談はバレンシアのテクニカル部門を深いショック状態に陥れました。

クラブは急遽、カンテラから若手のガモンやモンフェレルを引き上げて対応しようとしましたが、不運にもモンフェレルが負傷で離脱。さらに、右サイドの主軸であるディミトリ・フルキエや、左から右までこなせるはずのルイス・リオハ、さらにはサディク・ウマルらも筋肉系のトラブルや負傷を抱えて今回のプレシーズン最終戦を欠場せざるを得ず、戦力不足は極限に達しています。

現在、クラブはアルナウ・マルティネス(ジローナ)の獲得に向けた具体的な交渉を最優先で進めているほか、アンドレス・ガルシア、トルヤン、ミケルブレンシス、エヒジブエ、チリーノといった複数の右サイドバック候補のリストを精査しており、開幕戦までの緊急契約を目指して水面下での調整を急いでいます。 (via SPORT, ElDesmarque)