移籍市場閉幕後の最終陣容確定!モウリーニョ監督が逃した2人の補強計画とレジェンドが語るラ・リーガの財政規律
📋夏の移籍市場が正式に閉幕したことを受け、レアル・マドリードの今シーズン(2026/27シーズン)を戦う最終的な選手登録と人員の構成が完全に確定しました。
モウリーニョ監督のもとで今季を戦うスカッドは、ファーストチームの登録上限である25名がすべて埋まる形となりました。そして、ファーストチームの有力な一員である若き才能チアゴ・ピタルチ(Thiago Pitarch)は、昨シーズンのマスタンツオーノと同様の形で、登録上はBチームであるカスティージャに籍を置く形(カスティージャ登録)となり、実質的に合計26名のトップチーム人員が確定しました。今夏の市場では、イブラヒマ・コナテ、デンゼル・ダンフリース、マーク・ククレジャ、ベルナルド・シウバ、ヤン・ディオマンデ、そしてカルロス・エスピという強力な6名の選手が加入しました。その一方で、ダニ・カルバハル、ダビド・アラバ、フラン・ガルシア、フランコ・マスタンツオーノ、ゴンサロ・ガルシア、そしてダニ・セバジョスの6名がチームを去るという大規模な人員整理が行われました。
しかし、モウリーニョ監督がフロントに対して最も強く希望していた2つのポジションの補強には失敗したという裏事情もあります。
1つ目は、ゲームメーカータイプのセンターハーフの獲得です。モウリーニョ監督はマンチェスター・シティのロドリ(Rodri Hernández)の獲得を最優先事項として指名していましたが、ロドリ自身がマドリードへの移籍を拒否し、ライバルであるバルセロナへ加入することを選択しました。
2つ目は、左利きのセンターバックの獲得です。クラブは放出を前提として他のディフェンダー獲得に動く方針でしたが、放出候補とされていた若手DFラウル・アセンシオが最終的に残留したため、退団者が出なければ補強もしないという厳格なクラブ方針に従い、左利きセンターバックの補強は中止となりました。それでもクラブとモウリーニョ監督は、現在の陣容で十分に全てのタイトルを争うだけの競争力があると確信しています。
また、ラ・リーガの親善大使を務めるレジェンドのフェルナンド・モリエンテス氏は、スペインが導入している厳しいファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の財政規律について、非常に肯定的な見解を語っています。イングランドのプレミアリーグが過剰に資金を費やす実態を疑問視し、『ラ・リーガやセリエA、ブンデスリーガが間違っているのではなく、5倍も無駄遣いしているリーグこそが間違っている。プレミアリーグの支出基準はタイトル獲得を保証しない』と、かつてのスター選手たちに支払われていた給与未払いなどの問題を一掃した現行制度の健全さを賞賛。また、過去43回の欧州カップ戦タイトルのうち21回がラ・リーガのクラブによって制されている実績を挙げ、規律の正しさを証明しました。
さらにモリエンテス氏は、19歳の新戦力であるヤン・ディオマンデ(Yan Diomande)について、『どのような活躍をするか非常に楽しみ。マドリーがこれほど巨額の移籍金を支払ったということは、間違いなくピッチ上で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるという絶対的な確信があるからだ』と大いなる期待を寄せています。自身が2002〜2003年当時に在籍していたとしたら、現代の市場価値なら『1億1000万ユーロの価値がある(冗談だが)』と微笑みながら語り、今季の優勝争いについては『現王者のバルセロナが本命で、挑戦者がレアル・マドリード』と、冷静な展望を語りました。
なお、中盤の要であるカマヴィンガ、ベルナルド・シウバ、アルダ・ギュレルの3名が一斉に出場停止となるチャンピオンズリーグ(CL)開幕のインテル戦に向けて、モウリーニョ監督は中盤の布陣再編成に頭を悩ませています。フェデ・バルベルデが先発確定とされる中、注目されるオーレリアン・チュアメニについては、W杯以降の負傷からトップチーム練習に合流しているものの、モウリーニョ監督は彼を急がせず『100%回復するまで温存する』という極めて慎重な方針をとっています。チュアメニの回復が間に合わない場合、ブラヒム・ディアスが中盤のインサイドハーフ等で起用され、戦術的に非常に大きな役割を担う可能性が高まっています。 (via MARCA)
【本日の総括】
今夏の移籍市場が閉幕し、モウリーニョ監督のもとで戦う26名の最終陣容が完全に確定しました。カンテラ売却方針へのカスタニョ氏の苦言や、中国メディアからのSNS上の予期せぬ外交的批判、ラウル・アセンシオをめぐる深刻な法的問題など、ピッチ外では慌ただしい話題が絶えません。しかし、19歳の新星セルジオ・マルティネスの電撃獲得や、ヴィニシウスの「精神の整形」による覚醒、モリエンテス氏も認めるラ・リーガの確かな財政的・戦術的優位性を武器に、チームはモウリーニョ監督がもたらす「禅」の静けさとともに、バルセロナという王者に挑む決意を固めています。