10年ぶりの伝統決戦レアル・マドリード戦でプレシーズン初黒星も勇敢な戦いを披露

デポルティーボは、本拠地ABACA-Riazorにレアル・マドリードを迎え、第81回となる伝統のテレーサ・エレーラ杯を戦いました。10年以上もの間、直接の対決がなかった宿敵マドリードを相手に、スタジアムを埋めた32,490人の観客は最初から凄まじい熱気に包まれていました。

デポルは今夏のプレシーズン親善試合において、これまで無敗を誇る絶好調の状態でこの一戦を迎えましたが、マドリードの持つ高いクオリティの前に、ついに今夏初の黒星を喫し、40キログラムもの重さがある巨大なトロフィーを明け渡すことになりました。

しかし、その内容は昇格組としての実力と誇りを十二分に示す、極めて勇敢で競争力のあるものでした。イダルゴ監督は、まだコンディションが完全に整っていないマドリードの強力な攻撃陣を封じ込めるため、守備的なブロックを強固に敷いて臨みました。

前線では新加入のNsongo Bilが、全く物怖じしない度胸満点の素晴らしい突破やポストプレーを披露し、マドリードのディフェンス陣を脅かしました。一方で、ブロックを敷いて耐える時間が長かったため、攻撃においてなかなか決定的なチャンスを量産することができず、フィニッシュの厚みが不足しているという課題も浮き彫りになりました。

それでも試合終盤、デポルに決定的な見せ場が訪れます。エリア内でルーズボールを拾ったLoureiroが目の覚めるようなシュートをゴールへ放ちましたが、相手GKルニンの神がかり的なファインセーブに阻まれ、あと一歩で同点という劇的な瞬間を逃しました。

対戦相手のレアル・マドリードを率いるモウリーニョ監督は、デポルティーボの底力と闘志について、試合後に最大級の賛辞を以下のように送りました。

『1部リーグという本来あるべき場所へ見事に戻ってきた彼らとの、本当に真剣で熱いゲームでした。このテレーサ・エレーラ杯はデポルにとって極めて深い伝統と特別なフットボール文化が息づく大会です。彼らは素晴らしい気迫をもってすべてを出し切り、私たちに対しても最初から最後まで本気のプレーを強いてきました。このような素晴らしい熱気に満ちたスタジアムで競い合えたことは、我々にとって今後に向けた最高に良いトレーニングとなりました』

プレシーズン無敗は途切れたものの、この世界最高峰の相手との激しい戦いは、間近で見守ったフェルナンド・ソリアーノSDにとっても、開幕に向けたチームの現在地を知るための貴重な収穫となりました。 (via SPORT)