ズベルディアが魅せた右SBでの献身と3バック可変の適応力

欧州戦ユニオンSG戦でのアディショナルタイム痛恨ドローという苦い結果の中から、チームを鼓舞すべく立ち上がったのがカンテラ育ちの主力たちです。とりわけ右サイドバックの位置は痛烈な台所事情に陥っていました。ジョン・ミケル・アラムブルが負傷離脱し、アルバロ・オドリオソラも不在、復帰したばかりのエクトル・フォルトは試合勘が大きく不足していました。

そこでペレグリノ・マタラッツォ監督が打った手策が、本来センターバックを専門職とするイゴール・ズベルディアの右サイドバック緊急起用でした。ズベルディアはキックオフ直後の開始20秒でイエローカード対象となりかねない危険なプレイを犯したものの、その後は一切崩れることなく落ち着きを保ち、90分間を通して見事なパフォーマンスを維持しました。

試合中は右ウィングに入ったオチエンによる守備のカバースローに守られつつ、守備時には内側に絞って3バックを形成するなど、高度な戦術的柔軟性を発揮。危険な場面を察知して右サイドからの相手の侵入をシャットアウトしました。サイドバックの怪我人続出という緊急事態において、経験豊富なズベルディアの存在と成熟したプレイぶりは、指揮官にとって最も計算できる確実な解決策であることを証明してみせました。(via Mundo Deportivo)