リサンドロ・マルティネス(マンチェスター・ユナイテッド) 今冬の守備陣補強へバルセロナが関心
マンチェスター・ユナイテッドに所属するアルゼンチン代表ディフェンダーのリサンドロ・マルティネスは、守備陣の不審と怪我人に悩むFCバルセロナが今冬の獲得を目指す関心の段階にある。負傷者が相次ぎバックラインが崩壊しかけているバルセロナにとって、実績あるセンターバックの獲得は今期の成否を左右する急務となっている。
こうした緊急事態が発生した背景には、バルセロナの守備陣を襲った深刻な負傷離脱の連鎖がある。現在チームではエリック・ガルシア、ジュール・クンデ、アンドレアス・クリステンセン、さらには若手のシャビ・エスパルトまでが相次いで戦列を離れており、ハンジ・フリック監督が運用できるセンターバックの枚数は極めて限られた状態に追い込まれている。そのためクラブ経営陣は1月の移籍市場での守備補強を絶対条件と位置づけ、かねてよりリストの上位に挙がっていたアルゼンチン代表ディフェンダーの動向に照準を合わせた。
一方で、選手側とマンチェスター・ユナイテッド側の情勢も移籍の機運を高めている。選手本人はクラブ運営に対する批判的な発言を行ったことで自身の退団が避けられないと覚悟しており、マンチェスター・ユナイテッド側も1月の市場で売却することこそが移籍金を得る唯一の機会であると認識している。双方の利害は一致しつつあるものの、獲得を目指すバルセロナの前には巨大な財務的障壁が立ちはだかっている。
では、バルセロナはどのようにしてこの移籍を成立させようとしているのだろうか。ジ・アスレティックのローリー・ウィットウェル記者がポッドキャスト『Talk of the Devils』で明かしたところによれば、バルセロナの最大の課題は極めて厳しい給与上限の制限にある。クラブに残された人件費の枠は非常に小さいため、通常通りの移籍金での獲得は不可能な状況だ。そのため、低コストでのローンや移籍金引き下げを交渉するか、あるいは1:1ルールを適用するために1月中に他の選手を売却して資金と給与枠を捻出するしか道はない。
つまりこの動きが示すのは、バルセロナが抱える純粋な戦術的補強の必要性と、クラブを縛り続ける厳しい財務規制との激しい葛藤だ。ディレクターのデコによる巧みな交渉手腕と、既存戦力の整理が進むかどうかが獲得の鍵を握っている。守備陣の崩壊を防ぐための解決策を見出せるか、1月の市場に向けたクラブの動きが注目される。(via ElDesmarque)