ホームで不発に終わったアラベス戦の教訓

サン・マメスで行われた第6節のアラベス戦は、0-0の無得点引き分けに終わり、前節のエルチェ戦に続いてホームで勝ち点2を散らす痛恨の結果となった。アラベスを率いるキケ・サンチェス・フローレス監督は徹底した守備ブロックを構築。5-3-2のシステムで自陣に固まり、アスレティックの攻撃陣を封じ込めた。ウナイ・シモンはほぼ出番のない観客状態だったが、攻撃の破綻が響く形となった。

テルジッチ監督は先発陣を変更し、ヨナエコ、レアンドロ・パレデス、ハウレギサルを起用したほか、前節ベンチだったウィリアムズ兄弟をスタメンに復帰させた。しかし、オーソドックスなストライカーを欠くアスレティックは引き締められた相手の壁を崩せず、前半はロベルト・ナバロやユーリ、ハウレギサルらのミドルシュートに頼る苦しい展開が続いた。

後半開始とともに右サイドバックのヨナエコをヘスス・アレソに交代させ、さらにベレンゲルやマロアンを投入して活性化を図った。千載一遇のチャンスが訪れたのは試合残り20分、ニコ・ウィリアムズが相手DFテナグリアに倒されて得たPKだった。しかし、勝ち越しの期待を背負ったサンセのキックは、相手GKシベラの鋭い読みに阻まれて失敗に終わった。

テルジッチ監督は終盤、ベレンゲルを左サイドバックに回し、ニコ・セラーノを右ウィング、カナレスをボランチに配置するなど目まぐるしく布陣を変更したが、5-4-1に切り替えたアラベスの堅守を突き破ることはできなかった。攻め込みながらも決定力を欠き、勝ち点1にとどまったこの一戦は、今後のシーズンにおける崩しの課題を浮き彫りにしている。(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

負傷者が全員復帰し、チーム全体のコンディションが整ったアスレティック・ビルバオ。代表ウィーク中は若手GKミケル・サントスにアノエタでの実戦機会が巡るなど新たな動きも見られます。ピッチ外ではウナイ・シモンが語る飾らない哲学がクラブのバスクスピリットを象徴する一方で、ピッチ上ではアラベス戦で露呈した決定力不足の解消が今後の浮上に向けた至上命令となります。