クラブが呼びかける2020年の雪辱と街を挙げた総力戦
このエルチェ戦は単なる残留争いにとどまらず、ジローナにとって絶対に忘れられない過去の因縁を晴らす舞台でもあります。6年前の2020年8月、パンデミックの影響で無観客となったモンティリビでの昇格プレーオフ決勝において、ジローナは1部昇格の夢を目前で打ち砕かれました。当時のフランシスコ監督率いるジローナは試合を優位に進めており、クリスティアン・ストゥアーニが前半にゴールへ迫り、サム・サイスやボルハ・ガルシアが才能でチームを牽引していました。しかし61分にストゥアーニが退場処分を受けてから苦しい展開となり、最終的に96分にペレ・ミジャに決勝ゴールを奪われるという残酷な結末を迎えました。
クラブはこの未だに癒えていない過去の傷を、1部で生き残るための最大のモチベーションとして利用しています。決戦を前に、ファンを動員し集団としての復讐心を呼び起こすためのエモーショナルなビデオを公開しました。ビデオの冒頭には、当時の無観客のスタジアムや絶望して座り込む選手たち、そして失点シーンが収められています。クラブのメッセージは非常に力強いものであり、『あの時の決勝は11人の選手で戦ったが、今回の決勝はジローナの街全体で戦うのだ』と発信し、何度でも立ち上がるクラブのアイデンティティを示しながら総力戦を呼びかけています。バスの出迎えやスタジアムでの旗の配布など、当日は過去の痛みを書き換えるための特別な雰囲気が作られる予定です。(via Mundo Deportivo / SPORT)